今月6日、文部科学省に「いじめが原因で自殺予告文」という封書が届いた。
「いじめが原因で11月11日に自殺します」という内容である。
この封書が投函された可能性が高いとされる東京都豊島区では、ホームページで各学校に対して、予告日及び次日に「学校管理職の待機」
などの厳戒態勢を通達している。
そこで予告日である11日に豊島区の某中学校で取材を行った。
学校周辺は静まり返り、いつもの週末の学校とは変わらない空気が流れている。
部活後と思われる生徒が下校していたので話を聞いてみた。
「いたずらだと思いますけど。死ぬならだまって死ねばいいのに。絶対目立ちたいだけでしょ」
と他人事のような意見が出た。どうやらあまり生徒の中では関心は高くないらしい。
また他の生徒からは
「私のクラスではないと思いますけど、今日が予告日だからずっと雰囲気が悪かったです。予告どおりに誰かが死んだら悲しい」
と素直に心配する意見も出た。
他の学校では対応策として、自殺現場と予告されている教室にすべて施錠するなどの対応に追われている。
田嶋剛志