『音楽』か。屁で着信音を作るっていうのを思いついたけど、どうせならもっとでっかいことをやりたい。
ということで、思い切って歌手になることにしました。
早速エイベックスに電話。
「歌手になりたいので、今からオーディションを受けさせてもらえませんか?」
キチ○イ扱いされた丁寧に断られた。書類審査などの手順が必要らしい。
八方調べた結果、歌手になるにはスカウトされるのが手っ取り早いということが判明。
ということでアルタ前で弾き語りしながらスカウトマンを待つことに。
『スカウト希望』と書いたパネルを持参。これなら声をかけやすいはず。
あかとーんーぼ♪あかとーんぼー♪
しばらく続けるが、雨のせいでスカウトマンどころか立ち止まってくれる人さえいない。
アルタ前には、いいとも終わりの業界人がたくさんいるはずなのだが、今日はたまたま全員高熱で倒れてしまったらしい。
警察っぽい人が見てるので撤収。
スカウトマンがいるかいないか分からないのに歌うのは体力の無駄ということが分かった。
ということで、業界人だけにアピールすることに。ビクタースタジオに移動。
ここは音楽業界の猛者が集まる場所。もちろん多田の歌声に飛びついてくるはず。歌手になれる。
気分はじょうじょベイベ~♪
それっぽい人と目が合ったが、傘で顔を隠された・・・。
このあと何人か来たけど誰もスカウトしてくれない。たまたま全員耳クソが詰まっていて僕の歌が聞こえなかったらしい。
耐え切れず自分からアピールすることに。
「ルックアットこっち見ぃー!スカウトしてください!」
・・・しかしこの必死の叫びも届かず。
ついにこの日、多田がスカウトされることはありませんでした。
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ゴミが。
この後ヤケ酒。歌手ではなく、カスになりました。
からあげが落ちた。
多田