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鬱積した気持ち ~幡ヶ谷短大生殺人事件~

新年早々、凄惨な事件が起きた。
東京都渋谷区幡ヶ谷2の歯科医、武藤衛さん(62)方で長女の亜澄さん(20)が殺害された。
3日午前、バラバラにされた状態で自宅に放置されているのを家族が発見し事件が発覚。
4日、次男の勇貴さん(21)が容疑者として逮捕された。


新年早々の事件に現場は報道陣であふれかえった

近所の人に話を聞いてみると
「気さくで気取ったところはなかった。声をかけると挨拶を返してくれた」
「兄弟も仲がよく、小さいころは3人一緒に遊んでいるのを良く見かけた」
「家族間で揉めているといった話は聞いたことがない」
近所では「仲の良い家族」として評判だったようだ。

また、ある男性は
「11月ごろにも長男が運転する車で家族全員で出かけるのを見かけた。こんな事件が起こるなんて想像もできなかった・・・」
と話す。


青い看板が出ているのが事件のあった建物

勇貴容疑者の評判はどうだったのか?
「予備校通いが長かったようだが、特に生活が荒れているようには見えなかった」
「特別明るいわけではないが、話しかけると言葉は返してくれた」
「12月末に言葉を交わしたが特に変わった様子は見られなかった。思いつめているような感じもなく普通だった」
と容疑者自身の評判も悪くない。

ただし
「人付き合いの上手そうな兄と違ってまじめすぎるような感じもあった」
との声も聞かれる。
まじめすぎる性格ゆえ、表面には出なくても心に抱えていたものがあったのだろう。

兄は歯学部で跡継ぎと噂され、妹は夢に向かって邁進している。
仲のいい兄弟3人の仲で、自分だけが置き去りにされた気持ちがあったのかもしれない。
そんな鬱積したものが、妹の何気ない一言であふれ出したのだろう。

「誰もが犯罪者になる可能性がある」
そんなことを考えてしまわずにいられない。

 

横山

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