一昨日、横浜でそば店経営の横瀬悦司さん（３６）が刺殺された事件。読売などの報道では、犯人である立石容疑者の妻が、殺された横瀬悦司さんの「知り合い」とだけ報じている。
殺された横瀬さんと立石容疑者の妻（３３）は知り合いで、立石容疑者は「横瀬さんがいなくなれば、家庭が円満になると思って殺した」と供述しているという。
本当に知り合いだけなのか。殺された横瀬さんは立石容疑者の妻と不倫していなかったのか。探偵として事実を突き止めようと思い、私は現場に飛んだ。
立石容疑者はファーストフードＫの店長だった。勤務状況を聞いて驚いた。
朝９時から深夜０時。それどころか朝方４時まで働く事も少なくなかった。年間ほとんど休み無しで、半年以上休みが無かったという社員もいた。社員全員が「立石さんはとても優しかった。」「真面目な性格なので心も身も削って一生懸命働いていました。」「家族の為に働くとは言え、こんな状態で働かされていれば家庭が崩れるのは目に見えていました。」「家族の為にまともな生活を送れるよう、４月から転職が決まった矢先に事件が起きてしまいました。」
私は殺人を肯定するわけではない。決して許されない行為だと思う。だが、一個の人間として立石容疑者が不憫で仕方が無い。仕事に忙殺され、妻との生活もままならず、果ては浮気をされたのではないか。真実は立石容疑者しか知らないが、聞き込みでとても嘘をつくような性格ではないことが分かった。減刑の嘆願書も視野に入れ、鋭意、動いていこうと思う。
ＢＯＳＳ（渡邉文男）