ＢＯＺＺです。
子供の時にお岩さん（四谷怪談）の映画を見てめちゃめちゃビビり、しばらくトイレに行けなかった思い出が。当時は実家の武家屋敷に住んでいて厠までが遠かったから尚更。
そんなお岩さんを若い頃、探偵として興味を持ち、本当に実在するのか調べたことがある。
どうしてお岩さんが日本最強のお化けであり続けるのか。
四谷の町に住む若い夫婦がいた。夫婦は幸せな生活を送っていたが、ある夜、妻が突然、異変に襲われる。彼女は次第に怪しげな存在に取り憑かれ、姿が変わり、異様な行動をとるようになる。
夫は妻が何者に取り憑かれたのか原因を追求する。彼は四谷の地域に伝わる怪談の存在に関連があることを知り、その怪談に出てくる妖怪に取り憑かれた妻を救うために奮闘する。愛する妻を取り戻すために戦ったのだ。無事、お岩さんは正気に戻る。
あれ？と思った読者は多いだろう。だが、これが真実に近い話なのだ。夫の伊右衛門が浮気をしてお岩に毒を飲ませて殺したのは劇作家、鶴屋南北の全くのフィクションなのだ。
お岩さんからすれば迷惑極まりない話なので、舞台で演じる女優たちに禍を成す。
「四谷怪談を上演する時にお岩稲荷にお参りしないと演じた女優やスタッフが怪我に見舞われる」
調べてみると詳細は省くが確かに江戸時代から７人ほど死亡したり大怪我に遭っていて、これがお岩さんを最強のお化けにした原因なのだ。最愛の夫が稀代の悪役になるのが許せなかったのではないのだろうか。
グッドラック店より
お岩さんと伊右衛門は仲睦まじい夫婦だった。とことん調べた結果、これが私の結論である。
BOZZ