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キャサリン英国皇太子妃が癌を公表した動画 ――今、どういう状況下なのか

キャサリン妃が癌にかかっていたことを公表し、世界に衝撃が走りました。チャールズ国王の前立腺癌に続いてキャサリン妃も癌であったとは…。ただチャールズ国王と異なりキャサリン妃は、なんの癌か、どの程度の進行具合なのか、完治する見込みはどうなのかなど、重要なことが分かりません。
そこでキャサリン妃が癌であることを公表した動画を改めて閲覧し、そこから得られる数点の事実の基に、現状の分析を施してみたいと思います。

第一に、癌を公表した動画でキャサリン妃が着ていたカジュアルなボーダーTシャツに着目して見ましょう。これは8年前に彼女が着ていたのと同じボーダーTシャツでした。

癌を公表する動画というのは非常にナイーブで深刻な雰囲気が漂うものです。その動画で、あえて8年前のカジュアルな衣服を身につけたのは、おそらく質素かつプライベートな空間に身を置いている現状を演出し、しばらく必要となるであろう治療のための時間やそれを可能にするプライベートな空間がいかに重要かを強調したかったのだと思われます。ただし、8年前のキャサリン妃は今よりも若々しく、ふっくらとしているようにも見受けられます。2つの写真を比較すると、単に老けたというよりは衰弱したように見えるのは癌の深刻さを物語っているようにも感じられます。

第二に、単独での動画であった点に着目しましょう。キャサリン妃は次の国王である夫・ウィリアムの妻であり、また、将来の国王である長男・ジョージの母です。つまりキャサリン妃の癌公表というのは、彼女個人の問題というよりは英国王室全体にかかる問題であると思われます。にも関わらず、癌の公表をするキャサリン妃の横にファミリーの姿がみられないのは解せません。

その点を推察してみるならば、キャサリン妃の癌公表は、伝統やしきたりを重視する英国王室の意向に反することなのかもしれません。あるいは、この動画にファミリーがこぞって出ることによって、キャサリン妃の病状が深刻であるというメッセージを送ってしまうリスクを回避しようとした可能性もあり得ます。いずれにせよ、これらの分析によるとキャサリン妃の病状は非常に深刻であるという可能性が導かれます。今後も、英国王室の動向を見守っていきたいと思います。

 

 

 女探偵 堺浄(さかい・きよら)

政治家を経て、生成AIやITを駆使し過去の事件を分析する女探偵に。社会科学領域の研究者(慶應義塾大学大学院を経てPh.Dr.)でもある。掘り下げたいテーマは、女性はなぜ政治の世界で「お飾り」になるのか、日本の「タテ社会」と「ムラ社会」は不変なのか、内部告発は組織の不条理に抵抗する最終手段なのか。

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