麻生に土地をくれた読者から詳細な情報をもらって現地に向かった。
「ボス、もうすぐです!」
「おお、家から1時間20分しかかからなかったし、のどかな田園地帯じゃねえか。こりゃヒットだな!」
「ボス、ここです!」
「この101坪かあ、麻生、凄いな!」
私たちは喜び合った。あの崖地騒動から2年。やっとまともな拠点からみなさんに活動報告が出来る。
ん?待てよ…。
こんなにサラ地なのおかしくないか。何十年もほかりっぱなしだったはず。
私は近隣の家に聞き込んだ。軒先にいたおじいさんが
「ここじゃないよ、〇○〇字〇〇〇2-16ならずっとあっちのほうだ。」
なにぃ!?
(以下、麻生とのやり取り)
おまえな、どうやって間違うんだ。地番まで分かっているのに。
いえ、間違えてません。不動産屋の情報ではここだと。
不動産屋の情報?ちょっと見せてみろ。
はい、これです!(自信満々な顔)
あ!これ売物件の情報じゃん。ほら、地番書いてないだろ。詳しいことは不動産屋は書かないんだよ!これのグーグルマップで現地まで来たのかおまえは?
…はい。
このマップは〇〇〇字〇〇〇はここらへんです、のポイントで、もらった土地の地番を差してるんじゃないぞ!
へえ、そうなんですか。
前の日にたっぷりと準備の時間をやったのに…。
私は気を取り直して最寄りの役場を探して訪ねた。航空地図を見せてもらい、土地を確認。赤丸のところだ。
役場の人「ここですけど…ここ、道無いですよ…たぶん。」
な~に~っ?
クールポコになりそうだったが我慢して役場を出た。
既に悲壮感が漂っている…。
入り口に立った…。ここから500メートルもあるのかよ! 車も入れねえのかよっ!
ちゃんと事前に調べられるだろ麻生ぉおおぉおっ嗚咽
ーつづくのかよー
BOZZ(渡邉文男)