
横浜市の山中竹春市長に浮上していたパワハラ疑惑。先日、第三者委員会の調査報告書が公表され、見事に「重大なパワハラがあった」と認定されました。
さて、その「重大なパワハラ」とやらの中身を見てみると、「市長室で職員を怒鳴る」、「机の上に資料を投げつける」、そして極めつけは「国際会議を誘致できなかったら切腹ものだ」と発言したことだそうです。
……読者の皆さんは、これを聞いてどう思いますか?もちろん言葉や態度は少し荒いかもしれませんが、大きな責任を背負った仕事熱心なリーダーであれば、この程度の激昂はビジネスの現場で十分ありそうなレベルではないでしょうか。これを鬼の首を取ったように重大なパワハラと認定して糾弾するのは、どうにも恣意的なものを感じてしまいます。
そもそも山中市長といえば、2021年のあの激しい市長選を制して就任した経緯があります。落下傘的にトップに立った人物に対し、いまだに役所内部には当時のわだかまりが根強く残っているはず。今回の騒動も、市長を快く思わない一部の勢力が仕掛けた「山中おろし」の一環ではないかと勘繰りたくなりますよね。
この件について横浜市に「『切腹ものだ』という言葉はビジネス上の比喩表現に過ぎないと思われますが、これを『重大なパワハラ』とするのは、市長を辞めさせたい勢力による山中おろしの意図が含まれているのではありませんか?」」と問い合わせたところ、「その点については私の方ではお答えする立場にはない」とのこと。
このように、首長に対するパワハラ疑惑は、内部の権力闘争絡みで恣意的に騒がれるケースも少なくありません。かつて暴言問題で辞職に追い込まれた明石市の元市長が出直し選挙で圧勝して復帰したように、仮に今回辞任などに追い込まれても、民意に問えばあっさり再選するパターンすら見えます。役所内部のクーデターなのか、それとも正義の鉄槌なのか。横浜市のゴタゴタはまだまだ続きそうです。

探偵華盛頓
政局・政治・選挙ウォッチャーを10年近く務めています。
