妻が、昨夜のＮＨＫ記者会見の菅さんを見て呟いた。
「菅さんて、腹話術みたいね」
「…え、どうして？」
「腹話術の人形みたい。顔の上半分が全然動かないもの」
おっと、これは凄い。私も菅さんの顔相を以前から分析はしていたが、妻と話すこともなく（夫婦で政治の話はしないので）こんなに的確な表現で菅さんのことを言い当てるとは驚いた。
菅さんの三様。嫌な質問の時も好きな質問の時も、口元が変わるだけで顔の上半分の変化は無い。
これを完璧にできる人は稀だ。若いころから相当、鍛えたんだろう。二階さんと比べたらわかるが、二階さんは上半分も変わる。分かりやすく言うと、二階さんは心を「読める」が、菅さんは「読めない」
だから首相になれたんだろう。最大の武器だ。嘘をついてもばれないし、他人も自分の秘密を菅さんに話すときにこの人は口が堅いと直感的に感じるから何でも言える。阿部さんの秘密もたくさん知っていることだろう。
最も、記者の質問も事前に官僚が聞いておいて台本を用意するので最初から嘘も秘密もばれにくい。元々が台本の棒読みだから一部の記者のイレギュラーな問いがあっても自然に話のすり替えが出来るので全く平気なのだ。
何とか党の野田氏のように良い人が故に自分の党を瀕死に追い込んだのとは違い、菅さんは致命的なミスを絶対にしない顔相だから野党は成すすべがない。相手にとって一番嫌な敵と言える。
野党は石破さんが好きでたまらないだろう。だから自民党は石破さんを首相にしたくない。
ＢＯＺＺ