女性読者と会う。昼間ＯＬ、夜はデリヘルでバイトをするＵ子さん（２３才）
デリヘルに勤めて三日目。客に睡眠薬をもられ、レイプされた。
そして、朦朧とした意識の中で「中出ししちゃった」という声を聞いた。
事が終わった後、風呂場に連れて行かれ、シャワーで洗い流される。
彼女は「客の家に女一人でいる」という恐怖も手伝い、その場で騒ぎ立てられなかった。
フラフラのまま、客のマンションを出る。迎えに来た店の車に乗り込んだ。
安心したために再度、深い眠りに入った。
以上が主な事件のあらましである。
デリヘルは本番行為を禁止している。
客が強要した場合、事務所が問題解決に動く。
のはずだった。
しかし、事務所は知らん顔を決め込んだ。
Ｕ子さんが事務所に事件を申告せず、事件後に３人の客についたためだ。
もちろん、睡眠薬のために正常な判断ができず、運転手に連れていかれるままに客をこなしただけだが。
次第に意識が戻ったＵ子さんは事務所に猛抗議して、睡眠薬をもった客を教えてくれと詰め寄った。
だが、店は客の名前や住所を終ぞ明かさなかった。
客の本番行為を容認したのである。
これだけでも新風営法届出の許可は取り消されるはずだ。
女性読者の言葉を信じ、この店と交渉を開始した。
すると、店側は一貫して
「そのあとに３人も客がついたので、立証が不可能です。弁護士（実在）にも相談したが、無理だと言われた。」
現に、後の客の指入れやシャワーで精子が洗い流されていた。外傷もない。
女性読者は昏睡していたためにレイプの客が彼女の上に乗って動いていた、という記憶も無かった。
苦い味がして気づいた湯のみの底の白い沈殿物も回収は不可能だ。
私は動いていたスタッフに、再度、事務所に交渉するように指示したが、言わずもがな、この事件の立件は非常に困難である。
相談に来たＵ子さん
彼女は今から
妊娠という恐怖に怯えることになる。
デリヘルに勤めたら、レイプされる危険性を孕んでいるのだ。
秘匿性を取るか危険を取るか。
風俗に勤めるのなら、ソープや店を構えるＦヘルスにするべき。
見知らぬ男を相手にするのなら、安全を常に優先して欲しい。
痛い思いをして、中絶費用は２０万円。
ー ＢＯＳＳ ー