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○○教師と裁判

「○○教師」と「探偵ファイル」の裁判について、現段階における途中経過を御報告致します。

 

名誉毀損について

 

○○教師の主張

個人を特定した名誉毀損である

「探偵ファイル」はイニシャルを使い、しかも映像まで記載している。
これでは問題の教師が「○○氏」を指すことが、関係者にはすぐに知れる。


探偵ファイル答弁

個人を特定してはいない

個人を特定しているというが、氏名は仮名にしている。
英語表記がイニシャルであるなどとは、どこにも書いていない。
写真を載せているというが、顔は隠しているではないか。


○○教師の反論

個人は特定できる

英語表記は、通常、イニシャルと判断されるものだ。
写真の顔を隠しても、体格等から、友人・関係者であれば個人は簡単に特定される。

 

記事の真偽について

 

○○教師の主張

記事は事実無根

「○○教師」は数多い生徒との間でも、合意の上の性的接触すら、只の一度も無い。
記事は全くの作り話だ。


探偵ファイルの答弁

記事は事実

○○教師が当時16歳の優子さんに行ったことは、記事記載の通りである。
優子さんとの会話の録音の中で「○○教師」は「変態的性行為」を自ら話しているではないか。
優子さんの供述も詳細にわたっており、信用できる。


○○教師の反論

事実無根の創作である

「○○教師」の供述によれば、優子さんこそが○○教師に言い寄っていたのであり、○○教師はこれに迷惑して、優子さんを避けていたのだ。
こちらには「優子さんが○○教師に書き送ったラブレター」もある。
優子さんは精神的に不安定な人物だ。その供述はとても信用できない。

 

『公共の利害』について

 

○○教師の主張

公共の利害に関わらない

「探偵ファイル」は「刑事責任は問わない」と述べている。
つまり、刑事事件とならない事柄を書いているのだ。
公に事件にならない以上、公共の利害に関わらない。


探偵ファイルの答弁

公共の利益に関わる

刑事事件にしないのは警察取調べによる「二次的被害」を回避するためだ。
実際に「松戸警察署」へ相談にも行っている。
高校教師が教え子に対し、性的な接触をしただけですら重大な社会問題であり、他の人々の「正当な関心事」。十分に公共の利害に関わる。


○○教師の反論

やはり公共の利害に関わらない

記事中で「優子さんは警察に届け出る意図は無い」とし「変態行為などの責任の追及はしない」と述べている。
それなら、やはり、公共の利害に関わるとは言えない。
「松戸警察」に相談に行ったと言うが、それの真偽も怪しいものだ。

 

『公益』について

 

○○教師の主張

公益を図る目的などない

「探偵ファイル」は優子さんに対し「教師を断罪する」等と述べている。
つまり、教師への攻撃が主目的で、公益を図る目的で掲載されたものではない。


探偵ファイルの答弁

公益を図る目的がある

記事の内容や、取材方法などを見れば、動機が「公益を図る」ためであることは明らかであろう。
「教師を断罪する」などの表現は、自殺未遂を繰り返す優子さんの感情を和らげるためのものに過ぎない。


○○教師の反論

公益を図る目的はない

「優子さんの感情を和らげるため」というが、それなら、優子さんを直接慰め、励ませばよいのだ。
「断罪する」ことにより「感情を和らげよう」と考えていたというなら、やはり、公益を図る目的など無かったのではないか。

 


次回裁判

 

平成16年2月26日 東京地方裁判所 14:00 (非公開)

以上、裁判経過についての報告を終わります。

 

渡邉文男と八坪

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