先日、H県H市へと調査に行ってまいりました。
昼間の調査を終え、腹ごしらえをしようとした時、無性にラーメンが食べたくなり街をぶらついていると目の前にラーメン店を発見。入ってみました。
腰の曲がったおじちゃんが一人でカウンターに立ち切り盛りしています。どうやら豚骨系のラーメンを出す店の様です。店内の日焼けしたポスターと油まみれの換気扇が渋い。
早速、食券を購入し着席。健康を考えて野菜盛りラーメンを注文。
ギトギトのカウンターにはギトギトの卓上調味料が並んでおり、いい雰囲気を醸し出しています。
10分ほどでラーメンが到着。
ぬっ!これは!濃い目の味かと思いきやあっさり寄りの味!豚骨なのに!!
まるでパンチがない!!
インスタントのスープを3倍に薄めたような濃さのスープを飲んだのち、麺をすする!!
もそもそした麺が喉を通るたびに、えも言われぬ感覚が沸き上がります。
小麦粉ってこんな味だったのかと心の底から理解できた瞬間です。
やる気のないチャーシューとしょぼい野菜盛りは、私の普段の食生活に気を使ってくれている証でしょうか? 健康の気遣いも忘れないプロフェッショナル!!
写真では伝わりきれないのが悔しい!!
醤油をぶっかけカルキ臭い水道水で流し込みながら5分で完食。
ラーメンは今や世界中で食べられる日本食としても名高く、インスタントのラーメンですら味は侮れません。しかし、今の情報化社会のこの時代、話題性が優先される現代において、このラーメンは逆に価値があるのかもしれません。