2022年2月24日より始まったロシアによるウクライナへの侵攻が、今月の24日で丁度一年経つ。当初は誰しもがロシアの大勝で早々に決着がつくかと思っていたはずではあるが、ウクライナが必死に抵抗を続けている。
ではなぜ、一般的な見方としてロシアより軍事力の劣るウクライナが、どうしてここまで抵抗できているのか。
実はSNSの活用が大いに関わっている。実際、ツイッターやインスタグラムなどにウクライナ兵がかく乱情報を流し、その投稿をロシア兵が確認、管理の行き届いていないロシア兵は自己判断で行動し誘導され、ウクライナ兵のゲリラ戦法に遭う。どこの占拠を破った、どの部隊を倒した、などの情報を流してロシア軍側を混乱させているのである。
一時期、頻繁にテレビで取り上げられていたイスラム国は、国外の同志たちとのやり取りにメールや電話、チャットアプリなどの一般的な連絡手段を使わず、オンラインゲーム内のボイスチャット機能を使って連絡を取り合っているという。
そして、戦闘中のドローンの活用に注目するべきだろう。本来は斥候といって偵察を行う兵士が敵の位置などを特定したりする作業が必要だったものを、リアルタイム、ノンリスクで偵察、索敵が出来るのは画期的な進歩である。
ドローンはモノによっては銃火器付きのものも開発され実戦登用も検討されているとか。
技術を駆使して戦うウクライナと、数とパワーでごり押しのロシア。この戦争はどちらの勝ちで終わるのだろうか?
昔から時代における最新の技術が使われるのは戦争であると言われているが、将来、人間はモニターの向こう側でコントローラーを持ってロボット同士で撃ち合いをするようになるのだろう。
だったら国の首脳同士で格ゲーでもやって決着つければよいのでは?
ガル大阪本部 NAKANO