皆さん、’裁判傍聴’に行ったことはありますか?
最近、裁判傍聴芸人:阿曽山大噴火さん(←中国語みたい)の書籍を読み、裁判傍聴へ行ってみたくなったので実際に行ってみました。
大阪地裁です。高裁も入っているのでとんでもなく大きい建物です。
入口で手荷物検査を終え早速、傍聴へレッツゴー。近くにその日の開廷予定表があったのでパラパラのぞいてみた。隣では刈り上げ頭の体格の良い男3人組がやいのやいの騒いでいる。誰が見てもヤの職業の人達。
裁判所は撮影禁止なので、これより先の様子はナカノ画のイラストでお送りします。
↓は開廷表のサンプル
うわあ、、、、、、、覚せ○剤関係の事件ばっかり。
とりあえず一番近い時間の裁判へ行ってみよう。
一件目は「覚せ○剤取締法」違反(使用)での裁判。
初めての傍聴席に緊張しながら入ると法廷内の雰囲気はなんだかゆったりしていた。ほんとに裁判してんのかこの人たち。被告側は全面的に容疑を認めている模様。
開廷の5分後に入ったはいいが、ほとんどやることがない様子で、被告側弁護士は刑期短縮を狙って「被告は使用そのものに故意は無く、偶然なにかの拍子に接種した。」という主張をしていた。家宅捜索で注射器が発見されていないと裁判官が言っていたのでそこを狙ったのだろう。
裁判官「それでは次回の開廷は○○日の○○時で。宜しくお願いします。」
被告「はい!!はい!!わかりました!はい、はい!!」
やたら元気に応答する被告。こいつシ○ブやってんのか、、、、?
開廷から10分で終了。ナニコレ??こんなもんなの??
被告がやたらはきはき応答してたのが印象的だった。
二件目は「覚せい剤取締法」および「国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法」の違反。
↑法律名、長!!!!!
この長い法律は、簡単に言うと薬物で商売した人に適用される法らしい。この男は覚せい剤使用の前科があり、生活に困った為、薬物の運び屋の闇バイトで箕面市?美濃市?のマンションへ’荷物’を届けた際にブローカーと共に逮捕された様子。
裁判官「被告人。尿検査で覚せ○剤反応が出ましたが、それはどこで手に入れたものですか?」
被告「はい、名古屋の栄にある池田公園にて外国人の売人から1粒1000円ほどで購入しました!!」
元気に答える坊主頭の中年男性。(え?巷のウワサでなんとなく想像はしていたけど本当に外国人が売っていたのか!!!?)
と実話ナックルが現実に出てきたみたいで少し感動をしてしまった。
こちらの被告も容疑は認めている模様で、反省による情状酌量を狙っているのだろう。タートルネックのシャツと高そうなジャケットの弁護士はいかにも仕事が出来そうな雰囲気を醸し出している。
次回の開廷の日取りを決め、閉廷された。
裁判所の傍聴人入り口にはちいさな小窓があるのだが、傍聴に入る前にいくつかにのぞいてみたら、被告人の8割が坊主頭だった。ふと思い出したのは、重度の薬物依存症が見られる人間は薬物検査の際に頭髪まで検査にかけられるという話。
なるほど、連続坊主とこの日の開廷予定表の謎が繋がった!!
ガル大阪本部 NAKANO