日本と比べアメリカでは訴訟の数が半端ない。その内容は我々日本人には理解できないようなものもある。都市伝説的な話もあれば都市伝説だと思っていた裁判の判決が真実だったというものもある。そして先日こんなニュースを目にした。
マクドナルドのチキンナゲットで子どもが火傷。マクドナルドに損害賠償80万ドルの支払いを命ずる。(記事執筆時点で1ドル約140円。日本円で約1億1200万円)
日本では信じられないような裁判と判決である。日本ではマクドナルドのチキンナゲットで火傷をしても訴訟する人は皆無だろう。仮に裁判をしてもおそらく負けるだろう。(私個人の見解です。)
アメリカの訴訟の話は子どものころから現在までいろいろ聞いたことはあったが、今回は私が調べてみた。
・マクドナルドのホットコーヒーで火傷
真偽→真実
判決→マクドナルドが60万ドル未満(非公開)の和解金を支払う
概要:通称「マクドナルド・コーヒー事件」。マクドナルドのドライブスルーでホットコーヒーを注文。駐車場で停車しているときにコーヒーを膝の間に挟み、ミルクとシュガーを入れるためにコーヒーの蓋を開けようとしたときカップが傾きコーヒーが膝にこぼれて火傷。当時日本でもテレビやワイドショーで話題になる。
・ユニバーサルスタジオのお化け屋敷が怖すぎた
真偽→真実
判決→ユニバーサルスタジオに1万5千ドルの支払い命令
概要:ユニバーサルスタジオでお化け屋敷に入ったが出口付近で転んだ後も必要以上に脅かし続けたのがやりすぎで精神的苦痛を受けたということで訴訟。
・濡れた猫を電子レンジでかわかしたら猫が死んだ
真偽→嘘
判決→無し
概要:濡れた猫を電子レンジでかわかそうとしたら電子レンジが爆発して猫が死んだという話。説明書に動物を入れてはいけないと書いていなかったためメーカーを訴えたという話だがどうやら都市伝説のようだ。
・マイケル・ジョーダンに似ていることで精神的苦痛
真偽→真実
判決→訴訟取り下げ
概要:バスケの神様マイケル・ジョーダンに似ていることから毎日声を掛けられる男の話。違うと言うとマイケル・ジョーダンより背が低いと言われたり老けてると言われたりで精神的苦痛になりマイケル・ジョーダンだけではなくスポンサーのナイキの創業者まで訴訟の対象に。だが最終的には訴訟を取り下げた。さすがのアメリカでもこれは通らないか。
国によって様々な違いがあるが裁判結果も様々な違いがあるようだ(笑)
他にもおもしろい裁判があれば紹介していきます。
探偵山内
ガルエージェンシー大阪本部
探偵歴10年の現役調査員。プライベートでは3児の父。学生時代レスリングで培った忍耐力であらゆる調査をこなす。
(0120-000-783)