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中居正広を分析する

中居正広による「女性スキャンダル」の全容は、10時間におよぶ異例のフジテレビ会見を経たものの、明らかにされることはありませんでした。被害女性が負う二次被害を考慮すると、「起こったすべて」を明かすことには高いハードルがあるでしょう。被害女性の名誉を傷つけることにもなりかねない。そこで視点を変えて、今日は「中居正広」なる人物そのものを分析してみようと思います。分析に際し利用したのは生成AI。2012年から2024年までの12年間に及ぶ彼の発言約8、000個を分析に用いました。

 

知性(論理性、問題解決力)
評価: 2 / 5 (低め)

長年にわたりSMAPのリーダーとして活躍し、適応力の高さが際立っています。一方で発言のなかに論理性を見出すことは難しく、女性スキャンダルへの対応も、長年にわたる芸能経験を自らの倫理的な行動に適用させることができなかった結果と考えられます。

 

衝動性(アイデアを即行動に移す傾向)
評価: 4 / 5 (高め)

発言や行動から、考えを即行動に移す傾向が見られます。とりわけスキャンダル発覚から引退に至るまでの行動には、(1)会見を開いていない、(2)引退理由を明確に説明していない、などの衝動性が表れています。

 

支配性(他人をリードし、主導権を握る傾向)
評価: 5 / 5 (高い)

発言や行動に積極的に主導権を握る姿勢が強く表れています。支配性の高さは組織や集団で強いリーダーシップを発揮できる資質を示すものですが、行き過ぎた支配性は他人との衝突や緊張関係を引き起こします。

 

リテラシー強度(情報を適切に理解し危機意識を高める能力)
評価: 3 / 5 (普通)

残念ながらリテラシーの高さを示す証拠はあまりありません。一方で、女性との恋愛報道などはそれほど多くなく、女性スキャンダルへの対応についてもこれまでは深刻な事態が報じられた形跡はないことから、リテラシーを高める習慣を身につけていた可能性もあります。

 

以上を見ると、中居正広には高い衝動性と支配性が備わっていて、それがリーダーシップへとつながっていった一方で、女性を支配したいという「支配欲」もまた衝動性と相まって、取り返しのつかないスキャンダルに突っ走ってしまったと捉えることができそうです。

 

 女探偵 堺浄(さかい・きよら)

政治家を経て、生成AIやITを駆使し過去の事件を分析する女探偵に。社会科学領域の研究者(慶應義塾大学大学院を経てPh.Dr.)でもある。掘り下げたいテーマは、女性はなぜ政治の世界で「お飾り」になるのか、日本の「タテ社会」と「ムラ社会」は不変なのか、内部告発は組織の不条理に抵抗する最終手段なのか。

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