最近、ライザップとの比較広告で急伸長している7/24ワークアウト(以下、ワークアウト)に入会してみた。ライザップも1年通っているので二股(笑)。
ワークアウトはまだ3回しか行ってないが、読者の方から「どちらに行くか迷っている」という質問が来ているのでそれに答えてみる。
まず、料金。
ライザップ スタンダード24回 入会金¥54,000を合わせて¥536,760
ワークアウト 同 24回 入会金¥19,000を合わせて¥313,000
単純に一回の単価はライザップが¥22,365で、ワークアウトが¥13,041だ。
ライザップは自社サプリの購入を勧められるので個人にもよるが月平均で5万円は余分にかかるだろう。
次にトレーニング内容。
これを説明するに際してまず断っておくが、ベンチプレスひとつにしても技術論は多種多様で正解は無いと言っていい。要は自分に合ったトレーニング方法を見つけられるかどうか。私は20年前に芸能人ご用達、六本木ヒルズのTWOから有料トレーニングジムを始めたが、腰に大きな負担のかかるトレーニングが多く、自分に全く合わなかった。同時に通っていた清原さんもあちこち痛めていた体が治らなかったから言わずもがなである。
さて、ライザップとワークアウト。トレーニング理論の実力はほとんど変わらない。しかし、決定的に違う要素がある。トレーニング時間だ。ライザップは50分、ワークアウトは約70分(75分中、シャワーを浴びる時間も含まれるため)この差はかなり大きい。
どんな差なのか簡単に説明。トレーニングすれば筋肉が疲労するためインターバル(一休み)を置かないと重い負荷がかけられない。つまり、ライザップは50分と言う短さから大きな負荷をかけ辛い。
もちろん、短い時間でも十分だという理論もある。しかし、それはトレーニングを知っているセミプロだけが知る理論であり、ダイエット目的で行くほとんどの初心者には適さないと思う。その点、ワークアウトのほうが20分長いだけあり、余裕を持ったトレーニングプランが立てられる。
その違いは顕著で、ライザップは上半身だけの日と下半身だけの日になってしまい、一週間に2回行く人にとっては自主トレをしないと休んでいる側の筋力が低下してしまうが、ワークアウトは下半身と上半身の両方のトレーニングが可能なため、初心者に適している。
どちらも長所と弱点がある。ライザップは先行している強みがある。トレーナーのクオリティが高いし、食事など栄養に関することは本当によく投資をして研究している。片やワークアウトは「サプリを勧めない」ことをウリにしているので弱い。
どちらも切磋琢磨することにより時間配分や料金の改善が進むだろう。富裕層は文句なくライザップがいい。料金が高くなるが時間を倍かけるコースを選択し、サプリ購入をケチらなければいい。
結論として、お金をかけるから痩せるというコンセプトは間違いでは無い。街の大規模スポーツジムも安いとは言え年間12万円かかることを考えれば、無駄な時間を浪費するより短期集中で投資して痩せる「キッカケ」を作ってしまうほうが良い人も多いだろう。
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長生きは産業 ~BOZZ(渡邉文男)