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堺市の選挙管理委員会、大量の個人情報や内部の機密事項がネットに流出!

大阪府堺市の選挙管理委員会が各種の情報をネット上に流出させていたことを、ブログにて暴露する人物が現れた。

問題の内容が掲載されているのは、2015年9月5日の更新内容である。暴露した人物曰く、情報流出に気づいて選挙管理委員会へ連絡し、対処を依頼したという。それから2カ月が経過し、再度指摘したところ、ようやく削除された情報もあるそうだ。だが、本件に関する返信や事実関係の公表がなされていないことを問題視しているという。

一連の流出内容に関して、情報の一部を塗りつぶしたキャプチャー画像が、ブログには大量に掲載されている。流出が確認されたファイルの数は、1000を超えるという。その中には堺市の職員や関係者の個人情報も含まれており、氏名、住所、電話番号、生年月日、勤務態度などの一覧がある。

選挙管理委員会の事務局では新たな選挙管理システムの構築を試みていたようで、それに関わる各種の内部情報が記されたものもあった。従来は、各投票所からの連絡を受けて、手書きで投票速報をまとめていたようだ。かつて同僚だった他の地域の選挙管理委員会の職員たちの協力によって得た、63万人の有権者のデータを新たに構築したシステムに取り込んで、実験済みであるとのこと。そのシステムにアクセスするためのURL、パスワードなどが記された文書も流出内容には含まれていた。

このシステムに投入されたと思われる、10000件に及ぶ氏名や住所の一覧のファイルのキャプチャー画像も公開されている。一部の有権者の氏名、住所、生年月日などをまとめたファイルも存在する。サーバー管理用のユーザー名やパスワード、期日前投票の受付管理システムに関係するものなどもあった。その他、2012年12月の衆議院議員選挙の投票所別の集計結果をまとめた一覧も確認されている。

当サイトでは、堺市の選挙管理委員会事務局に連絡を取った。各種の情報の流出の真偽を尋ねたところ、事実であるという。関連する話題がネット上の一部に出回っていることも、把握しているそうだ。しばらく前に、そのことについて外部から連絡があったという。本件に関しては対応を進めていると、担当者は述べた。

その他の証拠画像

 

※画像の一部に当サイトでモザイク加工を追加しました

 

高橋 

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