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置き型空間除菌剤は空気中のウイルス対策になる?進化する製品を比較

オトナの実験室79

新型コロナウイルスの影響で一時的に在庫切れとなった置き型空間除菌剤。
室内に浮遊するウイルスや細菌を除去し、カビの育成や不快なニオイを抑制するという情報を見ると置くだけで安心しますよね!国内では「クレベリン」が有名ですが、その発明をした研究者が退任して数年後に新たな事業を開始していたのはご存知でしょうか。そこで開発されたのがより安全で持続性がアップした空間除菌剤「オキサイダー」。さらに、他社に技術提供をして商品開発支援で誕生したのが「メディナ―ス」です。どれも同じ人物が関わっていることになるのですが、違いは何なのか比較してみました。


▲左から、クレベリンG、OXIDER(オキサイダー)、メディナ―ス。各社が販売する一番小さいサイズです。


クレベリンG(大幸薬品株式会社)
クレベリンGクレベリンG

成分:二酸化塩素および亜塩素酸ナトリウム液、高吸水性樹脂等
内容量:60g
使用の目安:6~8畳で約1ヶ月
アマゾン購入価格:980円
参考ほかサイズ:150g(8~12畳で約2ヶ月)、proは10㎡用(約1ヶ月)と20㎡用(約2ヶ月)、50㎡用(約2ヶ月)


粉末を入れた直後に嗅ぐとハイターのような薄い塩素のにおいがしました。口が大きいので粉末も入れやすいです。付属の青いキャップを左右にまわして成分の放出量を調整します。クレベリンにはいくつか種類がありクレベリンGは業務用で、青い箱に入っているものが市販用になります。そしてクレベリンproはGの後継品。中身はすべて同じです。新デザインは白ベースにロゴが入ったシンプルなデザインです。

OXIDER オキサイダー(株式会社 CLO2 Lab)
オキサイダー

成分:亜塩素酸塩溶液、濃度調整剤、高吸水性樹脂
内容量:90g、
使用の目安:8畳で約2ヶ月
アマゾン購入価格:1,100円
参考ほかサイズ:80g(~13畳で約3ヶ月)、320g(~20畳で約3ヶ月)


外箱の一部が粉剤投入用ロートになっており、組み立てて粉末を入れます。入れた直後に嗅ぐと使用後の半乾き台ふきんのにおいがしました。成分の放出量はキャップをまわして調節。ころんとした丸いフォルムが可愛く、女性に人気がありそうなデザインです。側面に効果メーターとして有効カラーが表示されているので、取り替えるタイミングが一目でわかるところが便利です。持続性があるのも良いですね。

メディナ―ス空間除菌(ライオンハイジーン株式会社)
メディナ―スメディナ―ス

成分:亜塩素酸塩溶液、濃度調整剤、高吸水性樹脂
内容量:90g
使用の目安:8畳で約2ヶ月
アマゾン購入価格:3,983円(1本あたり995円)
参考ほかサイズ:400g(30畳~40畳で約3~4ヶ月)


メディナ―スは他と異なり、90g×4本セットと400gの2種類になります。箱の中には大きめの顆粒剤投入用ロートが入っていて投入しやすいです。粉末を入れた直後に嗅ぐととても臭くて吐き気を催す強烈さがありました。洋ナシ型の白いボトルは清潔感があるデザインです。こちらも側面に効果メーターの記載があり、オキサイダーよりも大きく表示されていて説明書き含めとても見やすいと感じました。

【まとめ】
空間除菌の効果は目に見えないので比較できませんが、2ヶ月の持続性を考えるとオキサイダーかメディナ―スがおすすめです。どちらも成分は同じなのでデザインで選んでも良さそうですね。ただし、メディナ―スは小さいサイズがセット売りなので気軽にお試しできないところが残念。

ちなみに、製品情報をよく見ると3つとも品質・有効性・安全性が確認された「医薬品」や「医薬部外品」の記載はありませんでした。そこで、厚生労働省にも問い合わせしてみたところ、

置き型空間除菌は効果が認められていません。

という回答が……。菌を発生しづらくする環境を作る可能性はあるかもしれませんが、空気中のウイルス対策には換気を薦めているそうです。というわけで、みなさん定期的に換気をして部屋の空気を入れ換えましょう!

アンジェラ
身近な疑問、比較検証してます(^ω^)
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