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もういない優子ちゃんのために

優子ちゃんの事件に関連する記事を最後にアップしてから、もう3ヶ月が過ぎてしまいました。この事件に触れようとしない私達にいら立っている読者の方も多いようで、このようなメールが数多く届きます。


ホームページがリニューアルしてから気になっていた記事があります。『高校生自殺事件』のその後が知りたいのです。


BOSS、いろいろな圧力等があるとは存じますが、他界した高校生の為にも、記事の連載をお願いしたくメールを致しました。お忙しいのは重々承知の上ですが、何卒宜しく御願い致します。


ページリニューアル前までは、関連記事のまとめたLinkがあったり、経過報告など拝見できていましたが、サイトのリニューアルと同時に風化されてしまったようで、この事件の結末や経過が気になっている私は、非常にどうなったのか心配です。


探偵ファイル様としては触れられない話題になってしまったのか?それとも、あえて風化しようとしているのか…


非常に痛い事を言う様で申し訳ないのですが、例の女子校生自殺事件は、その後どうなってしまったのでしょうか…?
もし残念な結果に……という事でしたら、スミマセン、この無礼をお許し下さい……


月別の過去ログに記事は残してありますので、ほとんどのメールが誤解です。

そして・・・

 


平成15年
  11月19日
  12月24日

平成16年
   1月28日
   2月26日(午前)
   2月26日(午後)
   3月10日
   3月18日
   3月23日
   3月26日
   3月30日
   4月 7日
   4月12日
   4月26日
   5月17日
   6月 8日
   6月23日


これらが、何の日付かお分かりでしょうか?


全て、東京地方裁判所において、彼女の事件に関連する裁判の行われた日付です。

記事として掲載はしないものの、裁判は続いています。

本心を言えば、裁判の進行状況、相手が出してきた証拠類、こちらが用意した証拠類、訴状の内容、陳述書の内容など全てひとつ残らず公開したい気持ちです。
しかし、係争中ということで様々な問題が絡むため、現時点では詳細を記事として発表することが難しい状況です。

今はまだ記事として表に出なくても、私達は長い争いを続けています。

私達が彼女とやりとりしたメールは8000通以上に上り、その中で彼女は様々な想いを語っています。


教師への無念。

学校への怒り。

心無い対応をした医師への憤り。

両親への絶望。

未来への微かな希望。

夜毎に襲ってくる悪夢の苦痛。

止められない自傷への悲嘆。

「それでも、生きたい」という痛切な叫び。


私達はあの子がどれほど傷つき、苦しんでいたかを知っています。
どれほど「生きたい」と望んでいたのかを知っています。
あの子が遺した言葉のひとつひとつ、全て、大切に保管しています。


彼女が遺してくれたたくさんの言葉と想いに賭けて、この事件に興味を寄せてくれている多くの読者の方々に断言しておきましょう。


我々は決して優子ちゃんを見捨てたりしません。

 

 

たとえ彼女がもうこの世にいないとしても

 


ー BOSS  八坪 ー

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