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テレビでも話題の「ゲーム居酒屋」、不正営業だった?その真相は

任天堂は、同社のゲーム機ならびにソフトを営利目的で使用することを禁じている。

同社HPには、次のように記されている。「料金を受けない場合でも、お店に置いて使用させる行為は、営利目的を有していると解されますので、各権利者からの許諾が必要となります。当社では、当社製ゲーム機器およびゲームソフトの営利目的での利用(商業利用)について、許諾を行っておりません」。

ところが、「ゲーム居酒屋」と称する店が、任天堂の各種ゲーム機ならびにソフトを店内で客に利用させて、営業していたことが判明。しかも、2016年12月14日には、南日本放送(MBC)の番組「てゲてゲ」にて、「なつかしのテレビゲームで夜な夜な盛り上がるという居酒屋」として大々的に紹介された。

 

 

この店は、「ラッキーセブン」(鹿児島県鹿児島市)。「ぐるなび」には「ビアホール777」という店名で登録されている。店の案内板によると、任天堂を含む各社のゲーム機があり、ソフトは1000本以上。当サイトの取材に応じた、店を利用したことがある人物曰く、各テーブルにゲーム機とモニターが設置されているという。客がソフトを持参することも、可能であるそうだ。

 

 

 

 

 

続いて、「てゲてゲ」の番組制作担当者に本件を尋ねた。番組が取材した際、「古物商として、中古ゲームの販売も行っている。併設の飲食店で、中古ゲーム機のお試しとしてやっている」と、店から説明を受けたという。今回の放送内容を疑問視する声が視聴者から寄せられており、そのことを店にも伝えたそうだ。

当該の店のような形での営業ならば、問題はないのか。個別の事例の詳細については回答できないと、任天堂本社の担当者は述べた。「東京ゲームバー」の営業内容が不正であると問題視された時と同様、「任天堂HPに書かれていることが全て」ということのようだ。今回の件を担当部署が把握していない場合は、事実関係の確認がなされる模様だ。

 

高橋 

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