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受動喫煙防止条例を無視の居酒屋、店員が実態を暴露!パワハラ被害も

東京都では、2020年4月から受動喫煙防止条例が全面施行された。しかし、条例等に基づく対応は必ずしも進んでいないようだ。都内の居酒屋が条例を完全に無視しているとの情報が、当該店舗の店員から当サイトに寄せられた。

この店は、入口に「禁煙」と書かれたステッカーを掲示している。だが、実態は大きく異なる。客が店内での喫煙を求めると、店側は了承してきた。その証拠に、店内には多くの灰皿が常備されている。カウンターに空の灰皿が、洗い場に吸い殻が置かれている様子を撮影した画像を、以下に掲載する。

 

 

 

 

非喫煙者が来店した場合も、喫煙者が離れた席や座敷席に移動してくれるならば、引き続き店内での喫煙を認めてよいと、店長は指示している。店長の指示の一部を録音した音声ファイル等も、当サイトでは入手済みだ(以下の画像は、その一場面)。

 

 

非喫煙者の客や店員の受動喫煙も問題だ。このことを情報提供者が店側に指摘しても、状況は変わらなかった。そこで、役所や保健所に相談したが、たらい回しされるなど、納得のいくものではなかったと情報提供者は述べる。その後、保健所がようやく対応し、店への注意指導を行った。

だが、店の方針は改められず、「もっとうまくやれ、(客同士の)席を離せ」などと店長は指示した。条例違反は問題だと反発した情報提供者は、「(店の指示に)従わないならクビにする」と恫喝された。そして、仕事を過小評価される、連絡を無視されるなどの嫌がらせを受け、仕事を干されるまでに至った。

不当なパワハラであると店の運営会社に抗議したが、状況は改善されなかった。仕事を奪われた情報提供者には休業手当が適用され、給与の6割支給とされた。9月中旬、事態は急転。当該店舗の閉店が決まったと、上司から連絡があった。売り上げ低迷が、主な理由のようだ。

情報提供者にとっては不本意かもしれないが、こうして本件は一応の決着を見た。

 

高橋 

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