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【裁判傍聴】外食大手の会長も騙されたM資金詐欺とは【詐欺】

今回は外食大手の会長(以下、K氏)が、M資金詐欺※に遭い現金約31億円を騙し取られた事件について新人調査員が傍聴をしてきました。
(※M資金詐欺については以下リンクを参照)
https://tanteifile.com/archives/8775


初公判は令和3年3月25日に横浜地方裁判所で開かれ、起訴内容は武藤薫被告が詐欺罪に問われたものですが武藤被告は「K氏とは会ったこともない」と無罪を主張。検察側は武藤被告が「マック青井」の偽名でK氏にM資金を提供できると信じさせ、得た金は武藤被告が着服していたと主張しました。

なぜK氏のようなビジネスのプロがこのような古い手口に騙されてしまったのでしょうか。


M資金詐欺

今回の証人である五十嵐文昭氏は「アジア経済協力会議所」なる一般社団法人の代表ですが、彼の証言によれば団体の設立や必要な手続きや口座の開設等についても全ては飯田正志氏の指示で動いたものであり、それらの指示を疑うことは全くなかったそうです。

裁判官から「なぜ飯田氏を信用したのか」と問われると「彼は自身が皇族に連なる者であると言い、また彼と行動を共にしていると、彼が特別な人間として優遇されているのが分かり、国の要人だと信じていた」と証言しました。

今回出廷した武藤被告は、高級そうな上下揃いのジャージ姿で洒落たワインレッド縁の眼鏡という出で立ちでした。

手錠を解かれて席に座ると終始俯いていましたが、時折マスクをいじったり指をしゃぶったりと落ち着きのない行動を取るなどしていたため、裁判官から注意を受けていました。手元には何か書き込んであるメモらしき紙片を1枚持っていましたが読むでもなくずっと握ったままで、見た限りでは反省していると思えない様子であり、また五十嵐氏の証言に興味を示した様子もありませんでした。

M資金詐欺03

一連の詐欺行為はK氏ほどの人物があっさりと騙されてしまうほど周到なものだったのでしょうか。次回の公判は12月16日。

ガルエージェンシー東京本部
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