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事故物件サイト「大島てる」に川崎中1殺人事件等を聞いてみました

反響が大きいので前回に続き、事故物件を公示するサイト「大島てる」の運営者の大島学さんに質問をしてみました。

Q サイトを拝見したところ「川崎市観音2-8-1」という住所に、中学生殺害事件の加害者の自宅が事故物件として載っていたのですが、これは事故物件にあたるのでしょうか?
――「大島てる」は投稿サイトの為、事故物件の定義を満たさないものも技術的には投稿可能です。そういったものは指摘があり次第、事後的に削除されることになります。加害少年宅もこの一つです。
有益な情報であるのは間違いありませんが、殺人事件の現場はここではありません。
なお、この家については「投稿→指摘→削除」が何度も繰り返されています。実際の事件現場は河川敷のため掲載対象外です。河川敷を売買・賃貸することは無理だからです。


Q 東京や千葉、神奈川に限っては、繁華街を除いた湾岸エリアに事故物件が集中しているように感じますが、なぜでしょうか?
――人はそもそも道沿いに住んでいるものです。そしてある世帯の上にまた別の世帯が住んでいるというのがマンションでありアパートです。法令上の制限により高い建物は太い道沿いの限られた場所にしか建てられないということです。
「大島てる」サイトのような二次元の地図を見てしまうと、幹線道路沿いに「炎アイコン」が多い印象を受けるはずです。
人口比でなく絶対数で考えれば事件・事故が過疎地域より多いのは当然です。ただこれに、飛び降り自殺などの転落系の死亡事件・事故が加わる点が重要です。他に、
「(大人を)突き落として殺害」
「(子どもを)投げ捨てて殺害」
「高所作業中の転落事故」
「(自殺するつもりのない)子どもの転落事故」
「(警察から)逃げるつもりで飛び降りて,死にたいわけではないのに死亡」
「火災の際に飛び降りて死亡」
といったパターンがあります。要するに
ド田舎では飛び降り自殺がないというだけのことです。


角川慶子

角川慶子

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