こんにちは、女探偵F澤です。今年も梅を漬けて梅干しや梅酒を作る「梅仕事」のシーズンがやってきましたね。“丁寧な暮らし”の代名詞とも言うべき「梅仕事」ではありますが、今年はひと味違った“~仕事”をやってみませんか?漬けるとおいしいお酒があるのです。
それはタガメ酒~!
クリーチャー的なフォルムの昆虫・タガメですが、タイワンタガメのオスは青りんごや洋ナシのような香りがすることで有名。その昔「昆虫食料理研究会」へ頻繁に顔を出していた私ですが、しばらく昆虫食はご無沙汰だったので、久しぶりの“タガメ仕事”にウキウキ♡最後にタガメ酒を漬けたのは、なんと11年前。
おいしく作れるかな?
それでは早速タガメ酒の作り方、行ってみましょ~!
1.タイワンタガメのオスを入手する
タイワンタガメは、タイ食材店やネットで入手しましょう。タイではポピュラーな食材ではありますが、日本のタガメは環境破壊により、希少種となっているのが悲しいですね……。今回は「Bugs Farm(バグズファーム)」さんで、冷凍タイワンタガメ(オス)の塩漬けを入手しました。
※昆虫は甲殻類(エビ・カニ)に近い生き物のため、甲殻類アレルギーの方はお控えください。
2.タガメを塩抜きする
タガメの袋を開けた瞬間、青りんごのような爽やかな香りが漂います。
「う~ん♪おいしそう!」
しかし、そのままお酒に漬けてしまうと、塩漬けゆえしょっぱすぎるのでボウルに水を張り、塩抜きをします。
大体5日~7日間くらい、ボウルに入れたまま毎日水を換えましょう。水替え時にすすぎ洗いをしてください。すでに死んでいるタガメを、さも生きているかのように毎日水替えしてお世話をする日々。これぞ丁寧な暮らし!タガメ仕事!!
つぶらな瞳がかわいいタガメ。
3.適当な焼酎やジンなどに漬ける
タガメ特有の青りんごのような香りを楽しむには、あまりクセのない蒸留酒がオススメです。今回はタカラカップにしました。入れ物の口が広いので、1匹ずつ入れるとホルマリン漬けみたくなります。あとは大容量タイプの焼酎だと何匹かタガメを入れることができ、大人数のパーティー向けのドリンクになりますよ♪
4.タガメを漬ける
タガメーズ・ピラミッド完成‼
タガメをお酒に漬けっぱなしにしていると、泥臭くなってくるので、蓋を開けていい香りがしてきたな、と思ったらタガメを抜いちゃって大丈夫です。なんなら食べちゃってください。もったいないので。
今回は美味しくタガメが漬かりました。炭酸割にするとゴクゴク飲めますよ♪爽やかな青りんご風味が初夏にピッタリ☆タガメの洗いが甘いと「しょっぱすぎて飲めなーい(><)」なんてこともあるので、毎日のすすぎ洗い忘れずにネ♪
女探偵F澤
元雑誌記者。三度の飯と猫が好き。