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猫の虐待が相次いで発覚!残酷な手口に「なぜ逮捕されないのか」と怒りの声

「なぜ日本では、動物への虐待行為が、これほど軽視されているのでしょうか」。このような声とともに、猫の虐待に関する情報が読者から寄せられた。問題視されているのは、兵庫県西宮市での一連の出来事だ。当該地域で虐待行為が相次いで発覚したとのことで、地元に在住の人物(以下、「A氏」と記載)が実態をTwitterで暴露した。

ある男性が捕獲器を使用して猫を捕まえて、虐待行為に及んでいるという。一例として、捕獲後に顔を火で焼かれて、眉や髭を損傷した猫がいる。その行為について、男性は自身によるものと認めたという。11月1日にも、A氏は男性による猫の捕獲を目撃して、その場で警察に通報。警察官が駆けつけたが、男性への注意にとどまった。

 

 

また、警察沙汰になる前の時点で、「捕まえた猫は、人が来ない遠い場所に連れていっている」と男性はA氏に話していたそうだ。これまでの警察の対応は不十分であると、A氏は憤りを繰り返し表明している。実態を確認するにとどまり、それ以上の踏み込んだ対応がとられていないことに、納得しがたいというのだ。

背中の毛が抜けて、皮膚が剥がれ落ちた猫もいる。何者かに熱湯をかけられたのではないかと、A氏は述べている。保護して治療するために捕獲を試みているが、未だ成功していない。状態が悪化しないように、餌とともに抗生物質を与えているという。なお、この件については、先述の男性は自身の関与を否定している。

 

 

 

当サイトが調べたところ、西宮市では、2014年と2017年にも、猫の虐待ならびに虐殺が立て続けに発生していたことが判明。2014年には、被害に遭った猫は20匹を超えたという。当時、市や警察が十分な調査を行わなかったとして、対応の改善を求める署名運動が展開された。2000名を超える賛同者が署名に協力し、問題提起がなされた。

 

 

 

このたびの虐待問題に関して、当サイトでは西宮警察署に連絡をとった。担当者によると、本件ならびにそれとの関連でTwitterに出回っている各種の情報は把握しており、事実関係の確認も行っているという。警察としての判断や今後の対応等については、捜査に関わることであるゆえに回答できないとのことだった。

西宮市の動物管理センターにも、本件を尋ねた。担当者曰く、問題の概要やTwitter関連の情報は一通り把握しているそうだ。ただし、本件は動物虐待の可能性が疑われているゆえに、調査ならびに指導の対応は警察の管轄になるとのこと。警察から何らかの要請があった場合には、それに応じる用意はあるという。

兵庫県には、動物虐待関連の問題に対応する「アニマルポリス・ホットライン」が設置されている。その担当者によると、本件について、これまでに多数の情報や意見が寄せられているそうだ。兵庫県警察としても、確認を進めている段階であるという。法律に則って適切に対応していくと、担当者は述べた。

 

高橋 

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