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富士山で客を乗せる馬、「元気がない、虐待か?」疑問の声が続出で炎上

富士山の吉田口5合目では、乗馬を体験できる。その馬たちの境遇は「虐待」に相当するのではないかという問題提起が反響を呼び、疑問や非難の声が相次いだ。発端は、昨秋に富士山を訪れたという人物が、現地で撮影した馬の画像を公開したことだった。たてがみや皮膚の状態がよくないこと、元気もなく狭い空間に閉じ込められていることなどを列挙した。

 

 

馬たちは悲しそうな生気のない目をしていたと、問題提起した人物は述べる。現地で乗馬組合の関係者に疑問点を尋ねても、納得のいく答えは返ってこなかった。そのような経緯から、問題提起を行うことを決意したという。調べてみると、過去にも富士山での馬の扱いや飼育環境等を疑問視する声が一部で上がっていたようだ。

 

 

当サイトでは、富士吉田市乗馬組合に話を聞いた。組合長によると、多くの問い合わせや意見が寄せられているが、このたび指摘されている事柄は、いずれも実態と異なるという。「疑問に思う人は、事実かどうか、実際に見に来てほしい」と強調した。提起されている各種の論点について尋ねた結果、組合長から得られた回答は以下の通りである。

 

 

続いて、当該地域を管轄する山梨県富士・東部保健所に連絡をとった。応対した職員曰く、今回の件は把握しているそうだ。保健所にも人々から情報が寄せられており、現在、対応を進めているとのこと。ただし、規定により、業務に関わる事柄の進捗状況や対応の具体的な内容を第三者に開示することはできないという。

動物愛護の精神の普及啓発が進んだ現状では、組合が自らの正当性を主張しつつ事業の継続を図ろうとするのであれば、より踏み込んだ対応が必要になるかもしれない。たとえ動物愛護の観点から見て適切な飼育がなされている場合であっても、定期的に情報を発信し透明性を確保するなどしなければ、人々の理解を得ることは容易ではなくなっている。

※馬の画像は、問題提起した人物からの提供

 

高橋 

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