警察官が大勢来たが、事件でないことを知ると、松●を一瞥して様子を見守ってくれた。
松● ・・・・・・。
今日の23:59までには出るよ。
だから帰って。
なんという屁理屈!いったい何がヤツをここまで粘らせるのか?
もうこうなったら、実力行使しかないのか・・・。
困り果てた我々と警察官はBOSSを呼び出した。
松●、露骨に「イヤなやつが来た」という顔。
BOSS、説得開始。
だが、このアメーバ野郎はそれでも
出て行きますよ、今日中に。
と頑なに譲る気配がない。ぜってー出て行かない気満々。
BOSS、説得しながら何か閃いたようだ。
おもむろに財布を取り出し、何枚かの紙幣を取り出す。
BOSS:ほら、レンタカー代。駅前にジャパレンあるだろ?
我々は奇跡をみる。
松:いらないですよぉ。
とりあえず、断ってはいるものの明らかに先ほどとは態度が違う。
BOSS:やるから、とっとけ。
あ、じゃあ、いただきます。
えぇ!?
そして荷物をかたし始めた!
しかも物凄いスピードで!!
今までの長期間に及ぶ粘り、屁理屈、迷言の数々は一体なんだったんだ!?
松●:ごめいわくおかけしました。
一同:・・・・・・。
誇りやプライドは決して金で買えるものではないが
松●のプライドは
3万円より安い。
ー 何というオチ。だが、これも現実。 渡邉文男ー
劇終
後記
松●に「200万円くれたら出て行ってやる」と騙されてお金を渡した彼女は、もうお金はいらない、と言った。裁判でも何でも、彼の顔を二度と見たくないからだった。
この案件を我々が取り上げたことで、後々に世間から大きなしっぺ返しを受けることを、彼は未だ知らない。
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