7月10日に投開票が行われた参議院選挙終了後から、交通取締まりをよく目撃するようになりました。
本部執行隊(交通機動隊や高速道路交通警察隊、自動車警ら隊)や各警察署に割り当てられる年間の取締り件数は、取締り指数から算出されます。
この取締り指数とは、交通事故を減らす目的で、交通取締りを何件行うか算出したもので、月ごとに振り分けられています。
参院選のようなビッグイベントがあると、警察官の業務の中でも関連業務が優先されますが、年間の取締り件数に変わりはありません。そのため、他の月の目標件数が必然的に上がることになるのです。
参院選の前には伊勢志摩サミットも開催されました。2つのビッグイベントのために約3か月間も人員が割かれたことを考えると、この間は交通取締り件数が激減したはずです。
そうなると、これから秋にかけての行楽シーズンは取締りがさらに強化されると予想されるので、注意したほうがいいでしょう。
また、普段高速道路をあまり利用しない人は別の注意も必要です。
追い越し車線を数キロにわたって走り続けるのは通行帯違反、渋滞時に路肩を通行すると通行区分違反になります。こういった高速道路ならではの違反を十分理解して運転しないと、取締りを受けることにもなりかねません。
残り少ない夏休みを楽しく過ごすためにも、ゆとりを持った計画で安全運転を心がけましょう!
ガルエージェンシー埼玉北 代表・長野 浩和(0120-446-007)
前職は警察官。取締りのほか数々のキャンペーン、テレビ番組『警察24時』での取材対応も行う。優秀警察官表彰、管区警察学校での学業成績優秀表彰等多数の表彰を受賞。30年務めた警察を退職後、信条である「義」を貫くために探偵となる。