警視庁が最高出力交通取締り用覆面パトカー『トヨタ・マークX +Mスーパーチャージャー』を導入!
マークX覆面パトカーは、1台800万円オーバーで、2016年5月に4台、今年2017年には11台導入されました。
パトカーの購入費用は、国費(国の予算)と都道府県費で購入されますが、いずれも、都費で購入されたようです。ちなみに国費で購入された場合、全国に配備されることがほとんどで、昔トヨタソアラの覆面パトカーが国費で購入されたときは高速隊に導入されました。
雑誌の調べによると、警視庁に導入された15台の覆面パトカーの配備状況は
一般道路9台 ・第一方面交通機動隊(東京都中央区晴海3-16-14) 管轄:千代田区、中央区、港区、江東区内の東京湾岸警察署管轄区域 ・第二方面交通機動隊勝島分駐所(東京都中央区晴海1-1-24) 管轄:品川区、大田区 ・第三方面交通機動隊(東京都目黒区大橋2-21-8) 管轄エリア:世田谷区、目黒区、渋谷区 ・第四方面交通機動隊(東京都中野区中野4-12-2) 管轄:新宿区、中野区、杉並区 ・第五方面交通機動隊(東京都文京区春日1-5-12)2台 管轄:文京区、豊島区 ・第八方面交通機動隊(東京都立川市緑町3280) 管轄:文京区、豊島区 ・第十方面交通機動隊(東京都北区西が丘3-4-7) 管轄:台東区、荒川区、足立区 高速道路6台 ・高速道路交通警察隊新富分駐所(東京都中央区新富1-1-3)3台 管轄:首都高全線 ・高速道路交通警察隊八王子分駐所(東京都八王子市宇津木町287-1) 管轄:中央道高井戸IC-相模湖IC、圏央道八王子JCT-青梅IC |
と、なっておりますが、本部直轄の組織となりますので、多少管轄をオーバーしても取締りを実施します。
警察法でも一般道では都県境から2キロメートル、高速道路では50キロメートル以内で取締りをすることができるのです。実際に東北道では、埼玉県警の覆面パトカーが栃木インター付近まで通常に活動しています。 (警察法上では、宇都宮インター手前まで実施できることになっている)
また、覆面パトカーの改装費用が異様に高いことが気になります。ベース車両は約500万円ですので、改装費用が約300万円となるのです。
雑誌には高額の予算が使われたとありますが、在職していた時に、県の会計課から覆面パトカーの購入費用高いと言われたことを思い出しました。そこで、個人的に覆面パトカーの取締りで反則金の金額を計算したところ、覆面パトカー1台で、1ヶ月約900万円。国庫金に入るため都道府県にはそのまま下りてきませんが、1割都道府県に還付されたとしても、1年足らずで回収できる計算に。覆面パトカーの走行距離は年間10万キロ走行するので、4年も乗ると故障が多くなり、予備車または連絡車として使用されています。
そして、ベース車。
トヨタ・マークX +Mスーパーチャージャーは、トヨタモデリスタインターナショナル公表。3.5リットルV6エンジン(2GR-FSE)専用のスーパーチャージャーシステムに加え、ECUの最適適合を実施するなどチューンナップを施し、最高出力は360馬力(265kw)、最大トルクは498N・m(50.8kgm)と、公道では有り余る出力!この車体で、3.5リットルV6エンジンで十分なのに・・・。以前、34GTRに乗車したことがありますが、これ以上の加速がある車両が導入されたことは、信じられませんね。
ちなみに、一般では、ほとんど販売されていないようですので、
後部のエンブレムに『+M』
を見たら要注意です!
ガルエージェンシー埼玉北 代表・長野 浩和(0120-446-007)
前職は警察官。取締りのほか数々のキャンペーン、テレビ番組『警察24時』での取材対応も行う。優秀警察官表彰、管区警察学校での学業成績優秀表彰等多数の表彰を受賞。30年務めた警察を退職後、信条である「義」を貫くために探偵となる。