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宅のソナタ 第6話

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ヨロブン、アンニョンハセヨー!
宅八郎です。

ペ・ヨンヂュンやチェ・ジウを初めとして、韓国を代表する俳優やタレント、歌手が毎日のように訪れるお店がある。
ヨン様は多い時では週に2回来ていた、というそのお店は……

宅八郎

焼肉店。
24時間営業のために仕事帰りの芸能人が立ち寄りやすいのだ。

そのヨン様御用達の焼肉店「パクテガムネ」に行くことにした。
そこならヨン様に会える可能性がある。


ソウル市内には漢江(ハンガン)という大きな河が東西に流れている。
その北側を江北(カンプク)、南側を江南(カンナム)と呼ぶ。
およそソウルの中心は江北に位置し、観光客も多いのは北側だ。

対して南側の江南は数10年前は畑しかなかったらしいが、いつの間にかセレブな場所になってしまっている。

東京で元々「江戸」と言えるような場所、例えば台東区などより、世田谷区のような戦後開発された土地のほうがオシャレな街になっているのと同じだ。
まあ、北朝鮮が戦争をしかけて攻めてきた場合、南の方が逃げるのに便利だという説もある。

そのセレブな立地に「パクテガムネ」はある。
回りはプラダ、グッチなどのブティックばかりで、地下鉄の駅からは驚くほど遠い(車で来いということか)。

タクシーを飛ばして、ヨン様と同じポール・スミスのストライプのシャツで行ってみた(笑い)。

店内はヨン様を初め韓流スターの写真とサインだらけだ。

宅八郎

メニューを見ると、お値段もかなり高い。
江北では考えられない金額だ。

しかし、毎日、食どころ全羅道の専用牧場から調達していると言う最高級韓牛は確かなものだった。
生カルビ、上ロースなどを焼いてたっぷりとサンチュで包んで楽しんだ。
最後には、店自慢のカルビタン(最高!)を食べて、なおも満足だった。

しかし……ヨン様とは会えなかった。
まあ、たまたまだろう……。
いつの間にか「探偵ファイル」がグルメ記事を掲載しているような気が……。

(つづく)

宅八郎


次回予告:「宅のソナタ」がいつの間にか「宅の食いしん坊万歳」に……。

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