宅八郎です。
6月8日、夕方からワールドカップアジア最終予選「日本対北朝鮮戦」を応援してきた。
と言ってもボクは試合が開催されたタイ・バンコクに行ったわけではなく、サポーターが多数集まって巨大モニターを見る例のアレである。
国立競技場は混乱が予想されたので、埼玉スタジアムに行った。それでも数千人のサッカー・サポーターが集結していた。北朝鮮のサポーターも来ているのかな、と思ったが確認できなかった。
ボクは日本代表の青いユニフォームに着替え、観客席でもノリのイイ場所に入れてもらった(正直に言うと女の子の多い所だよー)
応援していて熱くなっちゃったよ、いいね、サポーターとの一体感。
今回は中田英、俊輔が欠場したために、ボクが試合を心配していたかと言うと、そうでもなかった。小笠原が司令塔をしっかりと務めてくれると信じていたから。
前半は正直、日本側も北朝鮮側も動きが鈍かったように思う。もしかすると気候のせいだったからかもしれないが、そのあたりは現地に飛んだ記者のレポートにまかせたい。
後半、鈴木に代わり大黒が投入されて、空気が変わったと感じた!
もうボクも興奮しまくり、熱がこもった。
イルボン! イギョラ~! イギョラ~!
余裕が出てくると、悪ノリして朝鮮語で日本を応援したりした(お前はどっちを応援してるんだ)
そして柳沢がシュート! 感極まっちゃったよ。スタジアムは大騒ぎさ。さらに試合終了間際にやはりやってくれたね、大黒! 追加の2点めだ!!
試合は2点差で日本の勝利。
マンセ~、ニッポン!
ただボク的には今回の試合最高のシーンは試合終了間際に起きた乱闘だった。
審判が北朝鮮のキム・ヨンスらに対してレッドカードを出した瞬間、ボクは「オイッ、キム!」と怒鳴ってしまった(もう何語だか分かんないよ)
ただし、先に日本の田中が「かかと落とし」をくらわしていた。しかも巧妙で審判には分からないような感じで(テクニシャンな日本人らしさの発露)
ボクは日本人だし、日本のサポーターの中で試合を観ていたから、都合良く観てしまい、朝鮮人を怒鳴ってしまったが、朝鮮民族(=韓民族)からしてみたら、田中は「卑怯な日本民族の象徴」に見えたかも知れない。
スポーツ観戦もまた相対的なものだ。
ハチローの熱い声援が海を離れた遠くの現地へ。ジーコ・ジャパン、そして怒鳴り声が朝鮮民主主義人民共和国代表に届いた気がした。
(連載「宅八郎、健康への挑戦」の続きは病院の検査結果の遅れで、少しお待ち下さい。がんばって身体を良くします)
「おまけ・ハチローお宝コレクション」
北朝鮮のサッカー少年が練習に使っているサッカーボールがコレです。
「サッカーボール」「平壌体育器具工場」製と書いてあります。
宅 八郎