アンニョンハセヨ~♪ 韓国料理にも目がない宅八郎です。
今回、韓国で食べてきた料理をいろいろ紹介してみようと思う。
韓国の冬は日本よりも寒く厳しい。
氷点下は当たり前だ。
その意味でオフシーズンと思われがちだが、じつは韓国通には大変楽しめる季節になっている。
なぜなら韓国料理には「湯(タン)」がつく料理が多いことだ。
言ってみれば鍋物だね。
それを美味しく味わうには冬が最高。
今回も「湯」を食べまくってきたよ~♪
まず、いつもソウルでは必ず行くドジョウ汁(チュタン)の専門店「涌金屋」(ヨングムオク)。
1932年、日本の植民地統治下時代に創業した老舗のお店だ。
このお店では、かつては日本に虐げられし朝鮮の文化人・インテリ層がドジョウ汁をすすりながら、政治談義でもしていたようだ。
現在は気さくな庶民に愛されるお店になっている。
ドジョウ汁にはドジョウをまるごと使う
ソウル式と、
ドジョウをすりおろした
慶尚道式がある。
どちらもうまい。
しかし難点は分かりにくい場所にある点と、日本語も通じず日本語のメニューもないことかな。
次にソルロンタンとカムジャタン。
ソルロンタンは牛骨スープにご飯を沈めたもので、唐辛子を使っていないのでまったく辛くはない。
ある意味で誤魔化しのきかない白濁系スープの真骨頂と言うところか。
対してカムジャタンは辛い。
カムジャは韓国語でジャガイモのことだが、ダシはブタの背骨。
この骨に肉がたんまり付いている(まあ中落ちってヤツだ)。
これをこそぎ取りながらジャガイモをほおばると、もう最高。
韓国が高麗時代から伝わる参鶏湯(サムゲタン)。
これは若鶏の内臓をくり抜き、その中に高麗人参を初めとした漢方薬と餅米を詰め、煮込んだ料理だ。
ただし、これは高麗人参の本場、北朝鮮の開城(ケソン)で2度食べたモノのほうが美味かったが、仕方があるまい。
あ~、もう満腹だー。さて、次回は北朝鮮に近づいてみるつもりだ……。
(つづく)
宅八郎
次回予告: 北緯38度線に宅八郎。信じられないシチュエーションだけど実は●回目。