沖縄県の成人式は荒れる
毎年逮捕者が出るからだろうか?いつのまにかそういうイメージが定着した沖縄の成人式。内地からは「目立ちたがりの田舎気質が抜けない」そのような声が聞こえてきそうだが、昨今の荒れた成人式は九州にまで北上している。
しかし、なんと言っても元祖は沖縄県である。
では、沖縄の新成人はどれぐらいの情熱を持って式に臨むかを“金銭的観点”から考えみよう。勝手に分析したその結果がこちらだ!
・羽織袴のレンタル代金(地元によってカラーが異なる)10万円
・各地元を象徴する旗及びのぼり代 2万円
・暴走する車両代 10万円
・国際通りなどでする鏡割りなどの酒代 2万円
・記念写真代 1万円
・二次会のホテルの貸切り代金(写真代込)2万円
・後輩への手当 1万円
・その他の雑費(派手な髪形を作る等) 1万円
ざっと合計しても30万円近くいくことになる。だがこれはあくまで一人当たりの金額である。
羽織袴のレンタル代金が10万円というのは理解に苦しむであろうが、それには理由がある。酒の掛け合いや喧嘩の返り血で、通常より過度に汚れるからである。
あと、後輩への手当というのも理解に苦しむであろう。しかしこれは当日に派手な改造車で暴走する為に必須なのだ。改造車で暴走行為をすれば当然、道路交通法違反なので警察に追尾されることとなる。
それを妨害するのが、成人前で少年法に守られている後輩たちである。
後輩達は先輩達の車を警察からかく乱し、先輩達を無事に成人式の会場にたどりつけるようにお守りする。
もちろん自分たちが逮捕される危険性や一万円程度では割にあわないこともある。
警察等の追尾から先輩を守る未来の成人(スクーター)
しかし、来たるべき成人式の晴れ舞台まで我慢しているのであろう。
そして次の年は、その後輩達が暴れまわるという連鎖を繰り返す。メディアは
地元の大人達はあきれ返っていると報道するが、私はそんなことはないと思う。
なぜなら成人式では貸衣裳屋さんなど…
法外な利益を得ている大人達もたくさんいるはずだから。
神里純平