情報A:○○学園説
読者メールで大半を占めたのが○○学園説。
▲親切な読者さまからの画像提供
背中に星印があるし、形もそっくり。
だが……。
「○○学園はタイじゃなくてスカーフです」
ご指摘通り○○学園の制服は「スカーフ」なのだが、「もえちゃんの制服」は「白ライン入りのネクタイ」なのだ。
情報B:○○中学校説
「○○中学出身の友達にアルバムを見せてもらった時に、星のついたセーラー服だったのを覚えています」
こちらは少数意見のため制服の画像を確認することができなかった。
そこで、○○中学校に電話をかけてみた。
「あ~。それはウチの制服とは違うと思いますね~」
対応した教頭先生は、間延びした声で返答してくれた。
「形は似ているようですけどね~。
※教頭先生。ここで、他の先生に声をかける。
(お~い。うちの制服って襟に星印があったっけ? ある? ああそう)
確かにウチの制服の襟には星印がありますが、ネクタイの柄は「無地」なんですよ~。2本のラインは入っていませんね~。ウチの学校の制服ではないと思いますよ~」
ふむ。
手がかりの制服→2本ライン入りのネクタイ
に対し、
○○学園の制服→スカーフ
○○中学の制服→無地のネクタイ
情報AとB。どちらも「ぴったり一致」しない。
(くそ。また行き詰った)
(こうなったら、もう北海道へ行って……)
しかし、「制約」のため北海道行きの切符は一枚しか用意できない。
(今、行ったところで……)
考え込む調査員にメールが届いた。
情報B「あの制服は○○中学校のもの」とのメールをくれた2人の読者からだ。
「○○中学校は、私の出身校ですので間違いありません。友人と一緒に大笑いしました。
ネクタイに縫い付けてある白線の本数は学年を表しています」
「○○中学校出身の友人に確認をとりました。
ネクタイの白ラインは学年ごとに本数が変わります。
夏服のネクタイの結び目は白色で特徴的です」
「ネクタイのライン」「夏服のネクタイの結び目部分」という点まで指摘してくれている。
面識のない2人が、全く同じ情報を述べているのは信憑性がある。
調査員は○○中学校の教頭と電話で話したときのことを思い返した。
ウチの制服の襟には星印がありますが、ネクタイの柄は「無地」なんですよ~
(あの教頭!!)
思わず机をひっぱたいた。
(さては“てきと~”に返事しやがったな!)
あの制服は「岩見沢市内の○○中学校」のもの。
これを「確定情報」としてまちがいない!
→続く
※次回掲載予定は全くの未定
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大阪・九坪