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探偵の裁判傍聴ダイアリー ~凄いの


久しぶりに裁判傍聴をしたくなり大阪高等裁判所へGOしました。

 

さて、今日の裁判はナニがあるかなーーー

 

す、すごいのがあった!!!!

 

罪状は

詐欺、詐欺ほう助、覚せい剤所持、と密売、大麻所持、と密売、etc…….

 

見るしかねえ!!!!!!!!

 

被告人は25歳の男性で堀の深い目元をしている。(名字からNさんと表記します。)

傍聴席には家族もいるようだ。

 

ハマオカモト似の弁護士が被告が犯行に至った経緯を被告へ質問する。

ハマ弁護士「高校卒業後は建築系に就職されて、そのあと22歳で独立されたんですね?」

Nさん「はい、独立して8人ほどの従業員を雇っていました。」

ハマ弁「22歳のときに離婚されたということですが、薬物に手を出したのはそのころですか?」

Nさん「そうです。離婚して荒れていて、地元の知人のつながりで薬物に手を出しました。」

 

検察官が質問をする。

検察官「月に大体いくらぐらい薬物に使っていたのですか?」

Nさん「大体、50~100万です。」

 

凄い額を薬物に費やしている!!!!!!!

次第に生活が荒れていく中でKさんという女性と知り合う。

KさんはNさんより10歳上の35歳。覚せい剤の常用者であった。

仲良くなり、男女の仲になったらしいのだが、、、

 

ハマ弁「Kさんは差し入れなどには来られましたか?」

Nさん「いえ、ほとんど来ませんでした。彼女は自分自身の約束もすぐに忘れるので、、、。」

 

これが薬中の末路か。

 

話が進んでいくと、Nさんは覚せい剤を安く手に入れるために密売に手を染めだしたと検察の質問で証言をし出した。

覚せい剤を扱うと当然反社会的勢力とのつながりが出来てくる。Nさんは本職にならないかと誘われるもきっぱりと断ったという。

Nさん「自分にはやくざをやる根性は無いと思いまして、、、。」

 


そこは分別ついている人だった。

 

ハマ弁「Nさんは執行猶予中の犯行でしたので今回刑務所行きは免れませんが、出所した後はどうされるか決まっていますか?」

Nさん「はい、出所後は叔父さんのところで働きながら、実家で生活しようと思っています。神戸のダルク(薬物中毒者向けの支援団体)からも連絡が来たので、支援して頂きながら、、、、。」

 

ハマ弁「今回、Kさんとの関係もありますが、関係は今後どうされていきますか?」

Nさん「きっぱりと切ります。彼女はそもそも私が好きなのではなく私が持っている覚せい剤が好きだったようです。他の男性のところにも出入りしていたようです。」

 

、、、、、、、悲しすぎる。

 

こうしてその日の公判は終わり、Nさんは傍聴席の両親に見守られながら去って行ったのだった。

 

覚せい剤。ダメ。絶対。

↑在りし日ののりピーもそう言っている。

 

NAKANO
ガルエージェンシー大阪本部

探偵歴6年目。映画に憧れ過ぎて探偵になってしまった男。雑多な知識で調査をこなす現役探偵(0120-000-783
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