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Amazonに架空の所在地や責任者名で「不正」出店!そのカラクリを取材

架空の所在地や責任者名を使用した不正な営業が行われている店舗がAmazonに存在するという、驚くべき情報を入手した。そのような営業が可能である理由が、当サイトの取材で判明した。問題視されているのは、秋葉原の雑貨店「三月兎」である。倒産の背景にあった裏事情店の名物だった「謎袋」に関わる不正等を、これまでの記事で扱った。

三月兎の倒産・閉店に伴い、通販サイトは営業を停止した。ところが、通販サイトと並行して商品を販売していたAmazonでは、同店のアカウントは現在も有効なままである。そして、引き続き商品の販売も行われている。情報提供者曰く、三月兎の元関係者が当該のアカウントを使用して、営業しているのだという。

業者名は「ZAKKA AKIHABARA」、店舗名は「電脳雑貨屋 秋葉原」に変更されている。だが、現在もページ内には、三月兎のバナー広告が残っている。そして、業者名と所在地は架空のものであり、営業責任者として記されている「榎本」という人物も実在しないのだという。

 

 

情報提供者は言う、「Amazonは最初に出店申請して通った後は、名称や所在地などの変更に関わる審査はほぼありません。だから、警察等からの問い合わせがない限り、虚偽の表記でも営業が可能なのです」。そこで、Amazonに記載されている所在地である「千代田区外神田3-1-3」を訪問してみた。

上記の所在地にある建物には、メイド喫茶や居酒屋などが入店しており、「ZAKKA AKIHABARA」という業者は存在しなかった。「千代田区外神田3-1-3」という所在地は、三月兎が非公開にしていた事務所の所在地「千代田区外神田3-2-3」を捩ったものではないかと、情報提供者は推測する。

 

 

 

当時、「千代田区外神田3-2-3」の建物の1階には、店の倉庫兼通販関連の事務所が設置されていたそうだ。2階は、代表取締役個人の事務所として使用されていた。だが、昨年9月ごろ、代表取締役が自宅のマンションの家賃を払えなくなり、ここに引っ越してきたという。現在は誰も入居していない様子で、無人だった。

 

 

 

かつて、三月兎のTwitterのアカウントで炎上騒動が発生した。その際、抗議の目的で現地を訪問する人々が相次いだ。だが、所在地を公開していなかった上記の事務所は、誰も見つけることができなかったようだ。Amazonでの不正営業は、当時から続く隠蔽体質が、倒産した現在も形を変えて存続していることの証左ではないだろうか。

 

※モザイク加工は当サイトによるもの

 

高橋 

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