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不渡り手形のトンだ話

一昔前、経営者の必須アイテムだった約束手形。
銀行から追加の融資を断られたりすると資金繰りに詰まって上図の様に金融屋に割り引いてもらっていた経営者が多々いたんです。
これ手形を落とせないと大変なんですよね。。わかりますよね?

反社が不渡り手形を買い集めて乗り込んで来るんです。

その頃の反社のビジネスは主に地上げに金貸し、風俗・飲み屋からのミカジメ料の徴収、危ないお薬販売、そして不渡り手形の回収。
不渡りを掴まされた取引会社はもうどうする事もできないので買い取ってやると持ち掛けて来た組に売ってたんです。持ってても1円にもならない訳ですし。

額面の金額はシブい組で1割。キップの良い組は2~3割で買い取ってました。ほぼ全ての手形を買い取った組は経営者を追い込みます。
例えば経営者は500万円の不渡りだから500万円払えば文句ないんやろ?
とタカをくくってますがそうはイカの金玉の反社論理。
「馬鹿かお前は!お前倒産して皆に迷惑かけたんやから
「迷惑料込み」の倍の1000万円を払わんかい!」と

500万円の不渡りに1000万円を余裕で請求してました(笑)
そもそもその500万円の手形は赤の他人のモノで尚且つその手形を
100万円そこらで買い取ってる訳ですから実質900万円の純利益。
そこそこの会社の経営者なら別宅や他の不動産とか持ってるのでそれらを
取り上げてたんですね。正にゲスの極みならぬ厚顔無恥の極み!

当時は組の間で不渡り手形の競売とかもやってたそうで一等不渡り、二等不渡りとか呼び名も付けてたそうです。モチロン回収できない手形もあったそうですが・・去年、元反社ユーチューバー懲役太郎氏のイベントに参加して質問した事があって「今も不渡り手形の回収とかやってるんですか?」の問いに

「ないない!今はそんなのやってない笑」

今の時代、反社の締め付けが厳しくなりました。暴対法に暴排条例に菱(山口組)がやり過ぎた故。

 

 

探偵ネロ 漫画・アニメ・映画・都市伝説大好きオタク探偵

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