情報提供・ご意見ご感想などはこちらまで! 記事のご感想は一通一通ありがたく読ませて頂いております。

不安産業について最近思うこと

先ず、南海トラフ大地震の話題が毎日うるさい。地震は地球の誕生以来起こるのが普通。
地震で利益を出す業界は。一番目は建設業界。地震が起こった際の特需から耐震インフラ整備で巨額の利益を出す。二番目は保険業。地震保険や水没による車の保険、不慮の事故での葬式保険などありとあらゆる商品がバカ売れ。三番目は防災関連。地下シェルターから始まり、ホームセンターの防災グッズが飛ぶように売れる。
そして、忘れてはならないのがメディアや地震の専門家。不安を煽ることが自分たちにとって何やら都合が良いらしい。テレビは保険のCMでいっぱいだ。
国家予算も地震産業に大きく割り当てられる。特殊な消防車・救援車の全国展開などなど、書いたらキリがないのでこれくらいにしておく。
確かに万が一の時は死者が減り助かる人は増える。それ自体、否定しない。むしろありがたい。だが、南海トラフの脅威に晒された地方の経済的な衰退は甚だしく、先述のように恩恵を受ける産業を除いては壊滅的とも言える産業もある。不動産、レジャー、飲食など商業全般、農業、漁業…それこそ太る産業よりも圧倒的に細る産業の方が多い。高知や和歌山などは過疎化に拍車がかかっている。誰も海沿いを開発したり家を建てようとは思わない。
有史以来、度重なる大地震があっても人々は逞しく対応してきた。なので政府は地震は来るときは来るというスタンスに方向を転換し、あと30年で何パーセントという警告をもうやめるべきだ。
テレビの中の人が思っていても言うに言えないことを書いてみた。
有事の際、本当に一番太るのは宗教。不安産業の神様だ。



BOZZ

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました