サプリメントで手軽にダイエット、思わぬ副作用が?とんでもない事態に


クリスマス、忘年会、正月、新年会と続き、暴飲暴食になりやすい人も多いかもしれない。体重の増加を感じて、ダイエットに励む人々をよく見かける時期でもある。しっかり運動するなど、健康なダイエットを目指したいところだ。一方で、手軽なダイエットの方法として、サプリメントの摂取という選択肢を考えている人もいるだろう。サプリの効果については、ネット上にも様々な情報がある。一方で気になるのが、その副作用だ。

ダイエットを目的にサプリを長期間にわたって摂取した結果、とんでもない事態になったという情報が、このたび当サイトに寄せられた。情報提供者(以下、「A氏」と記載)が飲んでいたのは、脂肪の吸収を抑制する効果があるとされる、2種類のサプリだ。この2種類は併用できることを、発売元のホームページで購入前に確認済みだった。体重が極端に減ることはなかったが、増加が止まり、サプリの効果に満足していたという。

問題が発生したのは、これらのサプリを毎日飲むようになって半年以上が経過した時点だった。ある日、就寝中に全身に激しいかゆみを感じて、目が覚めたという。全身に蕁麻疹が広がっていた。市販の薬を購入して塗ってみたが、数日経過しても全く改善されない。そこでA氏が思い当ったのは、サプリの副作用という可能性だった。ネットで検索してみると、当該のサプリを使用して蕁麻疹が出たという報告がいくつかあった。

 

 

ただし、それらの報告は、飲み始めた直後に症状が出たというもので、長期間にわたって摂取していた自身の場合とは異なるものだった。A氏がサプリの発売元に問い合わせたところ、「そういった(サプリの摂取によって蕁麻疹が出たという)報告は、聞いたことがありません」と担当者は述べたという。だが、サプリが原因の可能性があるならば、摂取はやめた方がよいと言われた。サプリの注意書きにも、異変が生じた場合には使用を中止するようにと書かれていた。

 

 

サプリの摂取をやめて3日後から、蕁麻疹は少し薄くなった。だが、それ以上は回復の様子が見られず、A氏は病院へ行った。すると、「サプリを一定期間摂取しているうちに、アレルギー体質になる人が時々いるようです」と医師から説明を受けた。サプリに含まれている成分の一部が、原因になり得るというのだ。ちなみに、A氏が摂取していたサプリに含まれる成分は、他社製品も含め、各種のサプリに使われている一般的なものばかりだ。

飲み薬と塗り薬を、それぞれ1種類ずつ処方された。薬が効いた模様で、徐々に蕁麻疹は薄くなっていった。だが、飲み会でカニやエビを大量に食べた日の夜、A氏は腕とふくらはぎを中心に、体の各所に激しいかゆみを覚えた。その時、自身は甲殻類に反応するアレルギー体質になってしまったのだろうと考えたという。当該のサプリの成分には、甲殻類も含まれていたからだ。

 

 

 

当サイトでは、公益財団法人日本健康・栄養食品協会に話を聞いた。健康食品等の利用者の2~3%に、体質が合わずに発疹をはじめとする症状が出るという問題が発生しているそうだ。発疹等の原因となる物質を、どのような条件でどの程度まで摂取すると症状が出るかということは個人差があるため、一概には言えないという。

従来、A氏はアレルギーとは無縁の生活だった。カニやエビは以前から好物で、多く食べても、体にかゆみが生じるなどということは一度もなかった。1日当たりの摂取は微量とはいえ、サプリを長期間にわたって毎日飲み続けた結果、体質が変わってしまったのではないかと、A氏は考えている。手軽に購入できるサプリだが、利用に当たっては自身の体質等への注意や配慮も必要だ。

 

高橋 


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