●更新日 05/12●

どうしようもない男と直接対決


昨日の続き。

男の名は松○(フリーカメラマン:40歳)
この男、調査してみると以前にも同じような事件を起こしている。
約半年前、この男は別の女性とマンション同棲していたのだが、その女性が出て行った後から、家賃を滞納し始めている。マンションの大家は、再三 、家賃を払うよう請求したが、男はまったく払う様子はなくそのまま居座り、さすがに業を煮やした大家は、男の家賃滞納により裁判をおこしてその判決により強制執行まで行った。
大家が言う男の印象は

どうしようもない男

もう2度と関わりたくないと証言している。


写真

我々は部屋に乗り込むと、制止しようとするストーカー男など気にもせず部屋に座る。

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「ち、ちょっと待ってください」
男はすぐさま警察へ電話をし始めた。
ヤツの手と声は小刻みに震えている。


しかし、この男は肝心な大前提をわかっていないようだ。
この家は彼女の名義で借りており、他人であるこの男が住む権利はない。
あと数分で警察官が到着するだろう。この男はいったい何を訴えるつもりなのか?

警察官を待つ間、男は相談者と口論を始める。

あなたたちは、何者なんですか?
この人は私の彼氏なの!友達連れてきて何が悪いの!?
だから彼氏とか言う前に何者ですかって聞いているの。
関係ないって、そんなもの何にもしゃべる必要もない!
必要あるでしょ?



はぁ!?

まだ自分が彼氏だと思っているのか?


写真

しかし、ストーカーにこういったタイプの人間は非常に多い。
自分のやっていること全て、相手が容認していると思い込むタイプ。
しかも、それを拒否されると何をしでかすかわからない。


ピンポーン


そうこうしているうちに、数人の警察官が来た。
男は、警察官に対し、私達に押しかけられて迷惑しているとまくしたてた。


ひとりの警察官が開口一番、男にこう言い放った。


また君か。いいかげんにしてくれ。私らはそんなに暇じゃないんだ。
賃貸契約者の彼女が呼んだ彼氏や友人を警察が出て行けと言えるわけが無いだろう?
で、ここは君の部屋じゃないんだろ?君がさっさと出て行ったらどうだ?



自分が呼んだ警察官に怒られた。




一同、爆笑。



しかし、男は笑われた意味が判らなかった。




つづく



渡邉文男


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