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異物混入の被害者に不遜な対応!吉野家に続き、すき家でも悪質な問題が発覚

異物混入の被害を訴えた客に対する吉野家の対応に非難が相次ぎ、同社が謝罪文を公表するという騒動が発生した。発端は、吉野家で鶏すき丼を注文したらゴキブリが混入していたという暴露情報が出回ったことだった。2018年10月の出来事だったという。その証拠となる画像も公開したことにより、各方面で話題になった。

 

 

暴露した人物曰く、混入を外国人店員に伝えたが笑われ、店長も不在だったという。そこで吉野家の本社に連絡をとると、当該店舗のある地域を管轄するエリアマネージャーが対応した。その際、「何が欲しいんですか?」などと言われたというのだ。「誠意が見えない強気な対応」であり、クレーマーへの対処に慣れているように感じたという。

本件が話題になると、吉野家は同社ホームページに謝罪文を掲載。ゴキブリの混入を認めると共に、経緯を説明した。それによると、店内に保管されていた食材は廃棄した上で一時閉店し、保健所にも報告済みであるという。また、被害者への「初期対応」において「大変不快な思い」をさせてしまったと謝罪した。

 

 

この騒動を知った別の人物も、過去に同様の経験をしたと暴露した。生きている虫が混入していたため店員にも確認してもらい、保健所に連絡したという。その際に店内で撮影した動画も公開した。この人物が何よりも問題視しているのは、吉野家側の対応がひどかったということだ。当時の教訓が、今回の件で全く活かされていないと嘆いている。

 

 

さらに、すき家で異物混入の被害に関わる不快な経験をしたという人物からの情報が、当サイトにも寄せられた。情報提供者の妻は、わさび山かけ牛丼を注文した。提供された山かけを口に入れると酸っぱく、腐っていることに気づいた。当時、妻が妊娠中だったこともあり、心配なので詳細を調べてほしいと本社に依頼した。

 

 

その後、本社の担当者より「山かけは冷蔵便で本社の専門の部署に送られ、調べている」との説明があった。ところが、それ以降、本社からの連絡は途絶えた。気になって何回か電話をかけると、毎回「調査中」との回答のみだった。そこで「山かけに醤油やわさびはかかっていたか」と情報提供者が問うと、本社の担当者は「確認する」と答えた。

やがて、確認の結果、「送られてくる予定だった山かけは現場(店舗)で廃棄済みで、調べていないことが判明した」との回答があった。つまり、調査をすると約束しておきながら、虚偽の説明を繰り返していたのだ。もし情報提供者が機転を利かせた質問をしなければ、いつまでも「調査中」と言い張るつもりだったのだろうか。

ちなみに、提供前の山かけは一食分ずつ小分けにして保管されていると、担当者は説明した。誤って消費期限切れのものを提供したのではないかと問うと、担当者は「そのようなことはない」の一点張りだったという。「仮に消費期限が切れていないのに腐っていたのだとすれば、さらに問題なのではないでしょうか」と情報提供者は述べる。

 

 

企業側の責任逃れに等しい説明という論点は、吉野家のゴキブリ混入騒動にも確認できる。調理済みの材料を輸入しているので自社には責任はないと、吉野家は説明したという。しかし、この説明は正確ではないだろう。たとえ材料の製造元が海外であったとしても、それを最終的に提供した吉野家に全く責任がないとは言えないはずだからだ。

いずれの件にも共通しているのは、企業側のあまりにも不遜な態度ではないだろうか。もちろん、虚偽の被害報告によって金銭を要求したり恫喝したりする、悪質なクレーマーも存在するのだろう。しかし、本当に被害に遭った人々まで不当に扱われることが常態化しているとすれば、そのような企業体質こそが問われるべきではないか。

 

高橋 

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