内閣府と警察庁の発表によると、昨年の自殺者数は、6年連続減少の2万4025人(前年比1402減)だったそうです。
喜ばしい反面、中高生の自殺者数は前年比31人増の343人。2007年以降、過去最高となりました。
毎年この時期に増える調査依頼が、いじめ調査と行方調査です。
まずいじめ調査ですが、長い夏休みが終わり、新学期早々、子どもが学校に行きたがらなかったり、ずる休みしたりすることで親が気づき、相談に来られるパターンが多いように感じます。
いじめ調査の場合、相手が子どもだけに慎重に調査を行わなくてはなりません。登下校時を中心に、いじめている相手、人数の特定、その現場の確認撮影を行い、証拠をそろえます。
また、行方調査が増えるのは、プチ家出から本格的な失踪まで、中高生の家出が増えるからです。
行方調査は私の経験上、家出してから探し始めるまでの期間が短ければ短いほど、発見率が高くなる傾向があります。
ただ、これは行方不明者の性格にもよるので、一概にはいえません。数年経過してからの調査のほうが、発見率が高くなることもあります。
ある統計では、中高生の自殺が一番多い日は
「9月1日」だそうです。
お子さんの変化、いじめや家出の兆候など、気になることがあるときはお気軽にご相談ください。