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風俗店に勤務する女性に蔑視発言の大学生、晒されて炎上!その後どうなった?

ここ10年ほどを振り返ってみると、SNSは多様化し、各種の便利な機能も登場するなど、大いに進歩した。しかし、SNSを使う側の「人間」は10年前と比べて進歩していると言えるだろうか。むしろ、当時とほとんど変わっていないとさえ言えるのではないか。そんなことを考えさせられる問題に関する情報が、このたび読者から寄せられた。


騒動の概要

ある男子大学生が、風俗店に勤務する女性に送信したというDM(ダイレクトメッセージ)が公開されたことが、騒動の発端だ。学生は「遊ぼーよ!」と声をかけたが、断られた。その後も相手にされず、今度は「ぶち犯したいです」などとDMを送った。不快に思った女性から返信が来ると、学生は「まんこしか価値ないくせに調子に乗るな」と言い返した。

 

 

女性は激怒し、一連のやりとりをキャプチャーした画像等をTwitterで公開した。その中には、学生が自ら公開していた、当人及び交際相手の顔画像も含まれていた。さらに、女性は学生の交際相手に向けてツイートし、上記のDMを見せて、別れた方がよいと勧めた。そして、「てめえの内定先まで特定して連絡してやるよ」と学生に宣言した。

 

 

これらのツイートは各所で大きな反響を呼び、情報が広められることとなった。その結果、学生のFacebook、Instagram、LINE等が見つかった。Facebookには漢字表記の氏名、通学先、出身校、出身地や居住地も公開されていたため、素性を特定されてしまった。すると、学生はこれらのアカウントを削除した。

 

 

学生がFacebookに自ら公開していた情報の一部。

 

その後の状況

以降も本件が放置されたままになっているとしたら、いろいろな意味で問題があるのではないかと考えて、情報提供者は当サイトに相談することにしたという。当サイトでは、学生の通学先とされる東京理科大学に本件を尋ねた。応対した担当者によると、今回の騒動については、その時点までに全く把握していなかったそうだ。

 

 

騒動の概要や主要な論点、学生の素性が特定されるに至った経緯等を説明したところ、先日にその学生から大学に相談があったと担当者は述べた。学生は、「なぜか自分の個人情報がネット上に出回っているので、どうしたらよいか」と相談してきたが、被害状況などの具体的なことは一切話さなかったという。

大学側としては、このような深刻な事態が発生しているとは想定していなかったため、「削除依頼を出すよりほかにないのではないか」と学生に助言するにとどまっていたという。担当者は、その場で本件の現状の一部を確認した。詳細を調べた上で学生にも改めて事情を聴き、必要な対応をとるとのことだ。


まとめ

本件に関しては、学生の発言、女性による報復行動、そして人々による晒し行為等をめぐって、様々な意見が飛び交った。そうした賛否は別として、学生のとった行動はあまりにも軽率だったと言えるのではないか。自身の素性を公開しているに等しいアカウントで、一連の行為に及んだ場合に生じる結果を予想できなかったのだろうか。

冒頭に「10年前とほとんど変わっていないのではないか」と書いた。思い出されるのは、約10年前に立教大学の男子学生が「レイプされるのは女が悪い」という趣旨の発言をして炎上した騒動だ。この件は各方面に飛び火して大変な騒ぎになり、学生の素性も容易に特定された結果、当人及びその周辺に重大な影響が及んだ。


※モザイク加工は当サイトによるもの

 

高橋 

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