YouTube配信者(ユーチューバー)の男子大学生の言動が物議を醸しているとの情報が、読者から寄せられた。
先頃、コロナウイルスの蔓延に伴ってマスクの転売が禁じられた。これに便乗して、オークションサイトでマスクを転売したらどうなるか、試してみたというのだ。学生は、ステープラー(ホチキス)の針と称して、マスクをヤフオクに出品した。そのことをTwitterの匿名アカウントで宣伝すると、購入希望者が現れ、実際に入札があった。約半月後、警察の家宅捜索を受けて、携帯端末やPCを押収されたと報告している。
ヤフオクへの出品
モザイク加工は当サイトによるもの
学生は入札や家宅捜索の経緯に疑問を呈し、囮捜査だった可能性もあるのではないかと批判している。起訴されるか否かは定かではなく、弁護士に相談して対応を進めているとのことだ。また、メルカリでも同様の出品を試みた結果、運営側とトラブルになったという。ステープラーの針を出品したら取り消され、無期限で利用停止の処分を受けたことは不当であると主張する。
メルカリへの出品
本件が注目された一因は、この学生が以前から「煽り」行為を繰り返して、知名度を得ていたことだ。通学先の大学名や学部名、自身の顔なども公開した上で、大学を批判する動画を定期的に配信していた。「Fラン大学」、「底辺大学」などと揶揄して、講義中の風景やそこで発生したトラブル等を撮影した動画を掲載。Twitterでも、大学の対応の不備などを挙げて非難している。
起訴の有無が未確定の状況ゆえ、現時点では大学の講義にも参加できている様子だ。当該の大学に確認したところ、学生による一連の行為への対応やその現状に関しては一切回答できないという。当サイトで把握している内容を参考までに聞きたいと大学の担当者に尋ねられたので、本件の経緯や指摘されている論点、当方で確認した事柄等を伝えた。