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スーパーの買い物かごの盗難多発!店員の「誤解」で思わぬトラブルに

スーパーマーケットやコンビニエンスストアのレジ袋有料化の影響が、各方面に及んでいる。エコバッグが普及したことは、その一例だろう。他方で、新たな問題の発生も指摘されている。エコバッグによる万引き行為や、店の買い物かごを持ち帰ってしまうという問題が、各地で多発していると報じられている。

 

 

このたび当サイトに、読者からトラブルの目撃談が寄せられた。東京都内のスーパーマーケットで、レジに並んでいた時の出来事だ。男性客が、「レジ袋は不要です」と店員に告げた。支払いを終えると、客は商品が入ったかごを持って店を出ていこうとする。それを見た店員が、「お客様、買い物かごは持ち帰らないでください」と叫んだ。

 

 

呼び止められた客は振り返り、「違うよ、外に止めてある自転車まで(買ったものを)持っていくんだよ。レジ袋もないのに、自転車までどうやって持っていくの?」と言い返した。自転車にはかごが設置されており、店の買い物かごから自転車のかごに商品を移し替えて、持ち帰るつもりだったのだ。

情報提供者曰く、店員が絶叫したこと、それに対して客が強い口調で言い返したことで、辺りは騒然となったという。買い物かごの盗難行為に違いないという前提で客を呼び止めた店員の対応は、軽率だったのか。断りもなしに買い物かごを店外へ持ち出した客の行為に問題があったのか。これらの点については、判断が分かれるかもしれない。

当サイトでは現地を訪れ、店員の一人に話を聞いた。その店員は、上記の件は初耳だったという。こうした問題をどう考えるかと問うと、「怖いですね」と店員は答えた。盗難防止を図るための対応は不可欠だが、客に盗難の意図がなかったなどの理由で、トラブルに発展することは避けたいという。

 

 

トラブルを完全に防ぐことは、おそらく不可能だろう。とはいえ店員も客も、自身の行動や発言が適切か、誤解を招かないか、慎重な判断が必要だ。


高橋 

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