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大胆な犯行と不明な動機。吹田市交番襲撃事件を調査。

2019年6月19日、警察官が血を流して倒れているとの通報があった。刺傷したのは吹田市千里山交番勤務の古瀬巡査であった。犯人の目的は「拳銃」だった。虚偽の通報で警察官をおびき出し、交番に残った警察官を刺し、拳銃を強奪、近隣で一発試射までしていたことから相当な目的があったのだと伺える。しかしながら犯人は目的を果たすことなく箕面市の山中で逮捕。その場で拳銃も確保された。

 

犯人と不可解な行動

無事逮捕されたのは飯森裕次郎容疑者(当時33歳)である。彼は計画的な犯行の後、お粗末な逃走劇を繰り広げた。拳銃を奪った後捜査線が張られているにもかかわらず現場より350メートルの住宅街で一発の試射。近隣住民はこの発砲音を聞いている。その後付近をふらふらと彷徨い歩き、千里が丘駅から電車で北千里駅へ向かった。そして付近の「イオン北千里」で血だらけの服のまま入店しジャンパー等を購入した。勿論店員は通報したが、そもそも予め計画してたであろう段階でなぜ替えの服を準備していなかったのか。また、殺害計画があったとすればなぜ人のいない山に向かったのか、彼が行った行動は不可解そのものであった。

精神疾患と急な同窓会

飯森容疑者は事件の6年前に警察署で「ゲームをやめたら心臓から声が聞こえる。」「心臓の中をのぞいてほしい。」などと訴えていたが警察官に病院での診察を勧められると、大人しく帰っていったという。また、今事件の前に普段は連絡しない学生時代の級友に食事会をしたいと誘いのメールを送ったり、住所を聞き出そうとしていたことから、事件と何か関係があるのかもしれない。現場で聞き込むとさらに犯人像が絞られてきた。「彼、昔はスポーツ少年だったみたいですよ。プロ野球選手を目指すって小学校時代も夢があったみたいだし、わんぱくではないけどクラスの人気者みたいな立ち位置だったようです。高校生になってからはわからないですけど、さすがにそこまで人間が変わったのが不思議な感じですよね。」との事だった。

 

飯森容疑者がどこで変わってしまったのか、本人ですらわからないだろうし、この不可思議な事件から警察官の意識に、とても影響があったようで、交番にカメラや人体検知器の設置などで再発防止に努めているようである。

一方で刺されてから一時は意識不明の重体であった古瀬巡査だが、容体は奇跡的に回復し2020年6月には現職復帰。「みなさまから心のこもった千羽鶴や激励のお言葉をいただき、本当にありがとうございます。一日も早く交番勤務に復帰ができるように頑張っていきたいと思います」とコメントを残している。

 

児童虐待ZERO
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