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馬場陽色ちゃんが最後に見た景色

1日から行方不明の状態であった奈良県在住の馬場陽色ちゃんの事件。ニュースでも度々放送されていたことから知っている方も多いはず。知らない方の為にも概要はここに貼っておこうと思う。



今月1日から行方不明になっている中校2年の女子生徒(14)の父親(50)が9日、産経新聞の取材に応じ「無事でいてほしい。無事が確認できるような情報を信じています」と涙ながらに話した。

 女子生徒が行方不明となった当日朝は、「私も家にいたが、『いってきます』という言葉を妻が聞いており、いつも通り登校したと思っていた」とし、「こんなことになるとは、想像どころか、本当に現実なのかと感じる」と語った。

 その上で「公開は断腸の思いだったが、娘の無事には変えられない。本当にささいなことでも、何か心当たりがあれば、警察にご連絡いただきたい」と訴えた。



我々はこの行方不明児童捜索に動いていたのだが、まさにその最中に遺体として発見された。警察の見解では事件性は無く、現場に残された配線コードや、争った形跡などが見当たらない事から見て自殺とした。



警察から顔写真が公開されたのは9日であり、行方不明から約1週間の期間が空いていた。世間がこの事件を認知し、捜索するまでに時間がかかりすぎてしまったというのが今事件の顛末である。取材を行って分かったことは彼女の家は裕福でありながらも進学校に通い学業や周りの重圧は凄まじいものであっただろうという意見が多く挙がっていた。彼女の心は今となっては分からないが、自殺に踏み切るまでどれほどの苦悩があったのだろう。そして極寒の雑木林で死を決意した時どれほど孤独だったのだろうと考えると胸が痛くなるばかりである。



未成年、それも中学生が自殺するのは相当な覚悟あってこそである。行方不明者の公開までの遅さや、世間の多分大丈夫だろうは時に残酷な結果をもたらす。現在この件について他殺であるという説やいじめ説など様々な憶測が飛び交っているが、事実が公表されるのはまだ先になりそうである。


 

児童虐待ZERO
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