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マスクを着けない人々を無断撮影して晒し者に!日テレの悪質な報道

「屋外でマスクを着用していない人々を無断撮影し、その映像をニュース番組で流す日本テレビの報道は盗撮行為に等しく、悪質だ」という意見が、読者から寄せられた。一例が2021年4月13日の放送であり、夜の六本木にはマスクを着けていない人々が目立つと報じている。

前日の午後9時過ぎに撮影した映像であるという。マスクを着けずに談笑する男性を接写し、顔の下半分を晒した。続いて、路上でマスクを着けずに話す人々を至近距離から撮影し、顔の上半分のみにボカシ加工を施した映像を流した。さらに、「向こうから歩いてくる3人組、3人ともマスクしていませんね」などと実況。

 

 

その後も、同様の撮影行為が延々と続く。撮影対象には、一人で路上に立っている人々も含まれていた。厚生労働省は、屋外で他人との十分な距離を確保できる場合には、マスクの着用を求めていない。一人で路上に立っているだけで、誰かと話しているわけでもない人々を晒すことは不適切だと、情報提供者は指摘する。

 

 

また、マスクの着用は「要請」であり、条例や法律で定められているのではない。それにもかかわらず、家族や親しい人々が見たら個人を容易に特定できるような映像を流すことは不当であると、情報提供者は批判する。

 

 

なお、日テレは4月16日にも、公園内で密集して酒を飲む人々や、都内の路上の様子を撮影した。その際、マスクを着けていない通行人をカメラが追いかけたが、その人物の顔にボカシ加工は一切なかった。

 

 

13日のニュースの後半では、マスクの未着用率が深夜では朝の6倍以上という調査結果も紹介した。ところが、詳細をよく見てみると、調査の実施場所は六本木駅であり、今回の取材場所である路上ではない。しかも、調査が行われたのは先月下旬だ。実施の時期も場所も異なる調査結果を挙げても、今回の取材の裏付けにはならないはずだ。

 

 

一連の報道が感染拡大防止につながるか、甚だ疑問である。

 

高橋 

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