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こうして「フェイクニュース」は作られる!そのカラクリを暴く

先日、「通天閣」(大阪府大阪市)のネオンサインを撮影した画像のフェイクニュースが世間を騒がせた。コロナのワクチン接種を行わないように呼びかける内容だが、そのような広告表示は行っていないことが発覚。こうした虚偽情報には、より巧妙なものもある。今回は、読者から情報が寄せられた事例を検証する。

 

 

今年9月、アニメ「おそ松さん」のグッズを販売するイベントが「渋谷マルイ」(東京都渋谷区)で行われた。すると、閑散とした会場内を撮影した画像を公開し、「オワコン」(「廃れたコンテンツ」という意味)と揶揄する人物が現れた。撮影は閉会が近づいた平日の夕方だというが、会場内は無人に等しい状態だ。

 

 

ところが、実態を検証してみると、意外な事実が明らかになった。会場では、マルイのクレジットカードの会員を対象とした、3000円以上の買い物で参加できる抽選会が行われた。その目玉である非売品ポスターは、自分の好きなキャラクターを選べる。ポスターは全6種、合計12名のみが当選可能な狭き門だ。

マルイの公式Twitterを見ると、イベントの開始間もない時期からファンが殺到し、次々にポスターがなくなっていったことが分かる。各種のグッズは通販でも購入できるが、ポスターは会場での抽選でのみ入手可能だ。そのため、ファンの多くはポスターを目当てにいち早く会場を訪れたのであり、ポスターの在庫がなくなった後は来場者も少なくなっていたというのが真相だ。

 

 

情報提供者は、問題の人物が掲載していた一連の画像に疑問を投げかけた。それに対して投稿者側からの反応はなかったが、しばらくして画像が含まれていた投稿内容は削除されるとともに、アカウント自体も非公開になった。

「証拠画像」があるからといって、安易に信じることは危険だ。たとえ画像が加工されたものでなかったとしても、それが撮影された状況を検証しなければ、真相は見えてこないこともある。

 

高橋
ニュース系の記事を担当。他では読めないスクープ性の高い情報や、独自取材による問題の掘り下げを重視しています。

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